yesterday once more

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東北発。コレクションと旅日記です。

 ローカルに転用されてからの455系がいろんな塗色で活躍したことは前に書いた。

ちょうど沿線でロケハンしていたら菜の花畑を見つけた。一面黄色で見事。

ここで光線状態がいいうちに半日近く過ごした。縦、横のフレーミング、列車を浮かび上がらせたり隠したりと思い通り。

もちろん他に誰もいない自分だけの場所。

 満足して写し終え、後日ラボから上がった絵を見ながら別のアングルにも気づいた。翌年の宿題にしようと。そうしたらネットに記事が出ていた。まさにこの場所で撮り鉄とおぼしきファンが踏み荒らしたことに地主が怒り、もう菜の花を植えないという。

何ということを。今は通過する車種も少なくなったがファンが大挙して訪れそうなところ。またひとつポイントがなくなったのかと思い自分も訪ねていない。残念だしあれからもうだいぶたったなあと。

 

 

 

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 いつも思うことだけど「花は神出鬼没」。どこでどう咲いているか情報がない。桜や梅のように樹木なら目立つからわかるが花は覚えておかない限りわからない。

 ここはもっと極端な例の場所だ。菜の花が川の土手で野生化していたところ。植えたものではないから細くて見栄えはしない。

それでも毎年春になれば可憐な花をつける。「ああ、のんびりしていいなあ。」という場所だった。

かたわらをワム貨車が通り過ぎていく。

 

 

 

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 桜はこれからだけどこの写真を見るたびに思い出がよみがえる。まあ、いい思い出ではないのだけど。

 自分の撮影行は一人である。たまたま仲間もいないし過去にグループで出かけたこともない。そもそも人と同じ場所で撮ることを好まない性分である。だからと言ってグループでの行動を否定する気もない。要は好きなように楽しく撮れればいい。

 前置きが長くなった。確かいつぞやのゴールデンウィークのことだったか。磐越西線の中山宿で撮影していてそばに来たもう一人と話をしながら待っていた。写し終えた後に自分は翁島へ行くという話をすると彼は猪苗代に行くという。自分はクルマで来ている旨話したところ、彼は列車移動だったようでうらやましそうな感じだった。せっかくなので途中までなら一緒に、ということで喜んでくれた。それまでならそれでいい。

 クルマで走り始めると態度がおかしい。自分と同じ場所で撮らないかと言う。前述のとおり基本一人だし場所を決めているからというと批判的になった。彼が考えた場所が最良だといいほかのポイントを小馬鹿にし始めた。なぜそんな場所で撮るのか考えがおかしいなどと言い始める始末。多分、彼の思うポイントまで乗せて行ってもらいたかったのかも知れない。それならそう言うとか。

 嫌になったので猪苗代の駅前で降りてくれと告げた。彼は「ここで降ろされても。」という感じだったがせめて乗せてもらった礼ぐらい言うべきだろうと。人に感謝してもらいたいとは思わないけどみんながみんないい人ではないのだ。

そんなことがあって同じポイントにいる人に「よかったらどうぞ。」などと声をかけない。

 自分はそれから移動して翁島で桜をからめて電車を写した。気持ちと同じく時折雨が落ちて来る天気だったが一瞬陽が射してくれた。

嗚呼、翁島。

 

 

 

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 旧駅から新津方に少し歩いてみた。ちょうど桜の古木があって見事な花を咲かせている。地形が急で足場が定まらない場所だったがロングのレンズで構図のバランスを取る。

やってきたのは当時の東北地域本社グリーンライナー塗色の455系。もろに逆光だったけど少しドラマチックな絵になった。

 それからしばらくたってまたこの場所に来てみたら、桜の木は既になく切り株だけが残っていた。あの時写しておいてよかったのだと実感している。

 

 

 

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 旧駅のホームから通過線を見上げると桜が満開。そばを455系が通過していく。当時の東北地域本社では路線ごとに塗色を分けていた。これはその「磐西版」。赤と白の塗分けだった。長らく急行用として使われたので古さがあったがリニューアルされてローカル電車で使われていた。

これが25‰の勾配を登っていく。まだ残っていれば今でも絵になると思うが、この桜の木はだいぶ前に切られてしまったように記憶している。それもまた残念。

 

 

 

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 国鉄時代、駅の付近にはまだこういう建物があった。赤字だったから立て直す予算もなかったのだろう。とにかくまだ使えるものであれば使えということ。木造の好ましい建物だ。

正面に回ると確か林務区の詰所の看板があった。中山宿詰所という名前だったか。煙突が突き出しているところから、中に石炭ストーブでもあって職員が集っていたのだろうか。

今なら職場環境上問題だから立て直せ、面倒ならスーパーハウスでも持ってこいとなるだろう。スイッチバックの配線とともに旧中山宿の歴史の語り部だったがさすがにもうないだろう。

 

 

 

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 本線から旧駅に至る線路が残されていた。既に本線からの横取りは切られているが。歩いてくるとレールが光っていた。蒸気機関車が牽引する列車がスイッチバックして現れそうな雰囲気。ここを多くの列車が通過してスイッチバックしたのかというノスタルジーを感じるところだ。

 

 

 

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 旧中山宿の駅名標。といっても枠だけで表示板は撤去されていた。それがいかにも廃止された駅の雰囲気を出している。「ここに間違いなく駅があった。」という意思表示のように思える。

 それなら、ということで背後で咲いていた桜を入れ込んで写してみた。使用停止となった駅の姿を物悲しくではなく少し明るく

描ければと思ったのである。この駅がまた春を迎えた。

 

 

 

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 「特集」の途中だが撮影旅行に大きな影響を及ぼす出来事が起きている。アメリカとイスラエルによるイラン攻撃がホルムズ海峡封鎖に発展し、おかげで石油製品が急騰。ガソリンも大幅に上がった。当地でもリッター200円超えの給油所がある。

 今どき撮影にクルマが欠かせない。アクセスに便利だし待ち時間には車内でのんびり過ごせる。暑い季節、寒い季節に車内で待てるのがいい。それが、これだけガソリンが上がると撮影に二の足を踏む。困ったものだ。

これから春臨の時期を迎えるし、桜を始めとして花と鉄道の組み合わせも魅力的だ。

 鉄道写真界を代表してトランプ大統領にぜひともお願いしたい。われわれのささやかな楽しみを奪わないでいただきたい。アメリカの鉄道もいいが、四季のはっきりしたわが国の風景もすばらしい。

その辺も踏まえて早期の終結を祈る。何も気にせずに撮影を楽しめるようお願いする。

 

(写真は今頃の時期のフラワー長井線)

 

 

 

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 ホームから下りてみた。レールは枕木ごと撤去されている。まさに廃線跡の様相だ。

 こういう場合不思議に思うことがある。残念ながら廃線になった場合ホームの撤去工事費もかなりの金額になるはずだ。JR北海道は廃線のみならず駅の廃止を進めているが、立入禁止としてホームはそのままになっているケースが多いと聞く。今どきであればホーム1本あたり億の金額になりそうだ。できるだけ金をかけないようにという思いは強いのだろう。

 ここ旧中山宿もホームが残っている。さすがに雑草が生えて少しずつ過去の姿になっていくようだ。

 

 

 

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