4日めを終えて 2019 | 会津高野山八葉寺 冬木沢詣りのブログ【公式】

会津高野山八葉寺 冬木沢詣りのブログ【公式】

福島県会津地方の「会津高野山八葉寺」は、夏になると「冬木沢詣り」で賑わいます。「冬木沢詣り」は毎年8/1から8/7までの一週間。公式HPで伝えきれない、こまかい情報を中の僧侶からお届けいたします。

本日4日めは、日曜日ということもあり、本年で一番の人出でした。今年は、初日よりも土日が混むという傾向が決定した年として記憶されるでしょう。

さて明日は、境内の空也堂前において、10時から、県指定重要無形民俗文化財である「空也念仏踊り」が行われます。
この踊りは、八葉寺檀家(在家)の皆さんによって組織される、「空也光陵会」によって行われます。その目的は、お盆前に八葉寺に集う祖霊の供養のためです。

じつは、八葉寺の「空也念仏踊り」は数奇な運命をたどって今に至っています。現在の八葉寺の「空也念仏踊り」は、京都から名古屋、名古屋から東京に伝えられた踊りが、大正5年に会津の八葉寺に伝わったものです。その後、本家にあたる東京の「空也念仏踊り」が、大正12年に関東大震災で途絶えてしまいました。結果、会津八葉寺の「空也念仏踊り」のみが残ることになったのです。以来約100年、この地においてその法灯が伝えられてきました。

下の写真は、本日夕方に行われた予行練習の様子です。

明日の本番も酷暑が予想されていますので、踊り手の皆さんも、参詣観覧の皆さまも、熱中症にはじゅうぶんご注意ください。

また、この八葉寺の「空也念仏踊り」の歴史や内容について詳しく知りたい方は、八葉寺発行の『会津高野山八葉寺 冬木沢詣り』をお求め下さい。本堂で800円で販売しています。「空也念仏踊り」の解説ページは下の写真のようになります。

それではまた明日。合掌。