さて明日は、境内の空也堂前において、10時から、県指定重要無形民俗文化財である「空也念仏踊り」が行われます。
この踊りは、八葉寺檀家(在家)の皆さんによって組織される、「空也光陵会」によって行われます。その目的は、お盆前に八葉寺に集う祖霊の供養のためです。
じつは、八葉寺の「空也念仏踊り」は数奇な運命をたどって今に至っています。現在の八葉寺の「空也念仏踊り」は、京都から名古屋、名古屋から東京に伝えられた踊りが、大正5年に会津の八葉寺に伝わったものです。その後、本家にあたる東京の「空也念仏踊り」が、大正12年に関東大震災で途絶えてしまいました。結果、会津八葉寺の「空也念仏踊り」のみが残ることになったのです。以来約100年、この地においてその法灯が伝えられてきました。
下の写真は、本日夕方に行われた予行練習の様子です。
明日の本番も酷暑が予想されていますので、踊り手の皆さんも、参詣観覧の皆さまも、熱中症にはじゅうぶんご注意ください。
また、この八葉寺の「空也念仏踊り」の歴史や内容について詳しく知りたい方は、八葉寺発行の『会津高野山八葉寺 冬木沢詣り』をお求め下さい。本堂で800円で販売しています。「空也念仏踊り」の解説ページは下の写真のようになります。
それではまた明日。合掌。