カマラ・ハウスは女性を武器に権力に近づいた。柏原氏が言う不倫とは言うのは、当時まだ30代だったハリスを有名にしていたのは、1996年に黒人として初めてサンフランシスコ市長に当選し、2004年まで2期8年を務めた黒人政界のレジェンド、ウィリー・ブラウンと不倫関係である。

 

ブラウンの市長選出馬を機に関係は精算されたが、破局後も、市長の立場から何かと元愛人をサポートしていたことは、2003年、ハリスがサンフランシスコ検事長選に名乗りを挙げた当時、地元紙で報じられていた。このことはサンフランシスコでは有名な事実である。こんな人が米大統領になれるのだろうか。

 

29歳のハリスは、30歳以上年の離れた政界の実力者との関係を通じて、高級車や、キャリアアップにつながる職責などの便宜供与を受けていた。黒人女性と政治について研究しているナディア・ブラウン教授(パーデュー大学)はハリスにはオバマ前大統領のような、黒人社会へ歩み寄り、寄り添う姿勢がない。

 

感じられないという。その最大の理由は、ハリスが白人(ユダヤ系であり、ハリウッドセレブ御用達の弁護士)と結婚したことだと述べている。そして、メディアが煽る熱狂は、BLM運動に賛同したり、バイデンに政治資金を寄付したりするような「良きリベラルな白人」でしかなく黒人の視点がないと述べた。

 

カマラ・ハリスは、副大統領在任中に担当したプロジェクトをことごとく失敗させてきた。彼女は女性の妊娠中絶の権利を擁護したが最高裁がその権利を覆した。彼女は不法移民の取り締まりを約束したが国境を越える不法移民の数は逆に記録的なものとなった。さらに、スタッフへのパワハラだ。人徳がない。