国際政治の学者は、イデオロギーで考える人は少なく、鈴木一人東大教授はファクトとエビデンスをリアリストとして分析をして、政府の政策決定にも関与している。メディアにも積極的に出演をしている。行動する学者だ。

 

専門は、国際政治、大量破壊兵器不拡散、輸出管理、宇宙政策、科学技術と安全保障等と多岐に渡る。この頃、「安定と不安定のパラドックス」という言葉を聞く。核保有国は相互確証破壊で安定をして、非核保有国は通常戦争で疲弊するまで戦うというものだ。ウクライナ戦争が、その代表的なものである。

 

日本も通常兵器の強化をしているが、日本も核保有をすれば平和を維持できると思うのだがいかがだろう。岸田総理の最大の失政は、日本の安全保障の核心である米国の拡大抑止力は機能をしているかである。米国は日本が権威主義国から核攻撃を受けたら、核で報復するだろうか。そんなことは考えられない。