防衛省が発表した令和6年度予算の概算要求に、F-35A戦闘機へ搭載する対艦ミサイル「JSM」の取得が盛り込まれた。JSMは当初からF-35Aへの導入が考えられていた。それにはF-35Aもアップグレードの必要がある。JSMはブロック4ソフトウェアをインストールしたF-35から運用可能だ。

 

その空中発射バージョンであるJSMは、ステルス戦闘機F-35A「ライトニングII」の兵器倉(ウエポンベイ)内に収納することができる唯一の長射程巡航ミサイルです。日本においても、航空自衛隊が運用するF-35A用に2018年度から取得のための予算が計上されている。F35には国産の誘導弾は搭載できないのだ。

 

これは、日本は、最近まで戦闘機の共同開発が容易でなかった。防衛装備の移転三原則、セキリティ・クリアランスも制度として法制化されていなかったことも原因だと思う。ちなみに、世界最大のF-35A運用国であるアメリカ空軍では、2024年に入りJSMの導入を決定しています。「参考乗り物ニュース」より。