マイクロ炉を高温ガス炉(HTGR)や高速炉と並三菱重工の次世代の原子力技術。マイクロ炉は、原子力発電所で一般的な軽水炉とは異なる「新しい炉型概念」という。これを国産潜水艦のエネルギーというのは夢かも。

 

軽水炉は冷却材と減速材として軽水(普通の水)を使うが、マイクロ炉では使わない。炉心の核分裂で生じた熱は、「高熱伝導体」を介して外側の伝熱管に伝わり、伝熱管内を満たす二酸化炭素(CO2)を加熱する(図2)。加熱したCO2を原子炉の外の発電機に送ってタービンを回して電力を生む。