自民党の会合であいさつする菅義偉前首相=8日午前、鹿児島市(田中一世撮影)

自民党の菅義偉前首相が9月の党総裁選を見すえ、活発に動き始めた。菅氏は岸田文雄政権下で非主流派の要の地位にある。自身の総裁返り咲きは目指していないものの、再選を狙う岸田首相の対抗馬に誰を担ぐのかが焦点となる。

菅氏は8日、鹿児島市での党県連大会で講演した。岸田政権について評価も批判もせず、不妊治療の保険適用など菅政権で実現した政策を淡々とアピールした。「1年間という期間でこんなに実績をあげた首相は今まで見たことがない」。県連大会に先立つ同日の党会合で森山裕総務会長は菅氏を称賛した。これに菅氏は「今、国政を動かしているのは森山氏だと言っても言い過ぎではない」と持ち上げた。

菅氏が官房長官と首相を務めた期間、森山氏は党国対委員長を担った。岸田首相の手腕に否定的な菅氏だが、政権中枢の一員の森山氏とは今も肝胆相照らす仲を保つ。同時に、首相と距離がある議員の結節点のような存在にもなっている。

6日夜、東京都内の日本料理店で菅政権を閣僚として支えた有力議員4人が菅氏を囲んだ。参加したのは、頭文字を取って「HKT」と称される萩生田光一前政調会長、加藤勝信元官房長官、武田良太元総務相の3人と、菅氏が目をかける小泉進次郎元環境相だ。

会では派閥パーティー収入不記載事件を巡る首相の対応に批判的な意見も出たという。出席者の一人は「『自民党はこのままではまずい。何とかしなければ』というような話はした」と語る。

4日には菅氏のおひざ元の党横浜市連の会合で、市連会長の市議が「(首相は)身を引く苦渋の決断を」と発言し、波紋を広げた。菅氏は周囲に市議との連携を否定しつつも、地方議員の政権への不満は根強いとして、市議の意見は「当たり前だ」と語った。

不記載事件発覚後、多くの派閥が解散を決めると、以前から派閥解消を主張していた菅氏の求心力が高まった。菅氏側近は「菅氏の主張通りに物事が進んでいる」と語る。菅氏は先月27日にも仙台市で講演し、出産費用への保険適用や無償化を訴えた。今月22日には千葉県連大会でも講演を予定しており、菅氏が何を語るのか党内の注目が集まっている。

当の菅氏は総裁選で誰を担ぐかは「決めていない」と周囲に語っている。6日夜の会合に出席した加藤氏や小泉氏のほか、石破茂元幹事長も念頭にあるとみられる。近しい議員の一人は「動きが出るのは7月に入ってからでは」とみる。産経新聞

 

自民党が国民の信頼を回復するには料亭政治、談合政治でない。高市早苗氏のように国民に日本の内憂外患の厳しい状況を説明をして、日本を守り抜く方策と覚悟を持って国民を説得すべきだ。‼️

 

高市早苗氏には、経済安全保障推進法と、セキリティ・クリアランスを制度化をして実績もある。何よりも高市早苗氏には国家の名誉と主権を守る気概と覚悟もある。國家観、歴史観、国益の観念もある。#総理は高市早苗である。