時事通信が10~13日に実施した5月の世論調査によると、岸田内閣の支持率は発足以来最低だった前月から2.1ポイント増え、18.7%だった。不支持率は前月比3.8ポイント減の55.6%で、「分からない」は25.8%だった。

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 自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正などを巡る岸田文雄首相の対応を「評価しない」は72.9%で、「評価する」の8.7%を大きく上回った。首相は外交などの成果をアピールしているが、「政治とカネ」の問題に国民が依然厳しい視線を向けていることがうかがえる。

 岸田首相にいつまで首相を続けてほしいかと聞いたところ、「9月の自民党総裁任期満了まで」が38.2%で最多。「すぐ交代してほしい」27.4%、「今国会閉会予定の6月まで」15.7%と続いた。「9月以降も続けてほしい」は6.0%にとどまった。

 

 内閣を支持する理由(複数回答)で最も多かったのは「他に適当な人がいない」(8.7%)。支持しない理由(同)は「期待が持てない」(34.5%)だった。

 政党支持率は自民党が0.4ポイント増の15.7%、立憲民主党が1.3ポイント増の5.1%。公明党は1.0ポイント減の2.6%、日本維新の会は1.4ポイント減の2.1%だった。共産党は1.2%、国民民主党は0.9%、れいわ新選組と参政党はともに0.8%、社民党は0.4%、教育無償化を実現する会は0.2%。「支持政党なし」は66.9%で、2012年の自民党政権復帰後最多だった前回と同じだった。

 調査は全国の18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は62.9%。時事通信

 

 

 時事通信の世論調査は対面で行うので正確だと思う。内閣支持率も自民党支持率も低位安定である、これでは岸田総理の下での解散・総選挙は考えられない。宰相に求めるのは何か。

 

 国益の追求と国民を豊かにすることだ。そのためには、命を賭けて国民に真実を訴えて個々の政策を説明をして説得する勇気と情熱である。岸田総理には、情熱も信念も感じられない。誰があるのか、高市早苗経済安保相である。高市早苗経済安保相の演説や答弁には命を燃やして語るパトス(情念)があるのだ。