ペトリオット、PAC3MSE

レールガンは、防衛装備庁の完成を待ちたい。日本のMDは、海上自衛隊イージス艦に搭載した海上配備型迎撃ミサイル「SM3」とPAC3の二層態勢であるが、危うい状況である。北朝鮮が弾道ミサイルを発射した場合、SM3が大気圏外の高高度で迎撃し、撃ち漏らしたミサイルは着弾直前の低高度でPAC3が迎え撃つ。現在はPAC3MSEに逐次更新されている状況である。MSEは「ミサイル部分向上型(Missile SegmenEnhancement)」の略であるのだ。

 

PAC3はレーダー装置や射撃管制装置などで構成されるが、PAC3MSEは文字通りミサイルの能力を向上させたことを意味する。防衛省幹部は「従来型と比べて防護範囲はだいたい2倍。高度もほぼ2倍になる」と説明する。弾道ミサイルだけではなく、巡航ミサイルや航空機への対処能力も併せ持つ。‼️

 

従来型と比べて直径が大きくなり、発射機1基当たりの搭載ミサイルは16発から12発に減少するが、射程の延伸を実現。姿勢制御技術を見直し、より高い高度での迎撃を可能にする。迎撃の最終段階で敵の弾道ミサイルを捕捉するシーカーを改良して精度を向上させるほか弾頭の破壊力も強化したとされた。

 

さらに、03式中距離地対空誘導弾改良型はブースターをつけて射程を延長させて米国のTHHADのような強力な地対空誘導弾になると思う。さらに、指向性エネルギー兵器のレーザー、EMPの実戦配備も遠くないことだと思う。