憲法改正をしても米国の属国である日本は、自主外交、自主防衛、さらに、米国の拡大抑止力は、もともと存在しない。もし、日本が極東で生き残るには、独自の拡大抑止力を持つしかないのだ。つまり、核武装をすることである。英国やフランスのようにである。原潜4隻に核ミサイルを搭載をして、日本に核攻撃をする国があれば、核ミサイルによる報復攻撃ができるようにする。それで、核の「相互確証破壊」が成立する。永遠に日本は核攻撃を受けることはなくなる。

国際政治アナリスト伊藤貫は、戦後の日本の対米従属政策を、バランス・オブ・パワー戦略の視点から批判してきた。冷戦終了後のアメリカ政府の世界一極化戦略、攻撃的な対露政策・中東政策等を、厳しく批判。その一方で、日本の平和には、日本が必要最低限の自主的な核抑止力を構築する必要性を主張。

核戦略理論においては防御的なミニマム・ディテランス理論を支持しており、アメリカ政府が提唱してきた攻撃的なカウンターフォース理論を批判している。国際政治学リアリスト学派を熱心に支持し、ジョン・ミアシャイマー、ケネス・ウォルツ、サミュエル・ハンティントンを特に評価しているのである。‼️

一方でジョセフ・ナイなどには否定的で、相互依存論を厳しく批判し、アメリカの日本学者(ジャパノロジスト)やジャパン・ハンドラー(対日政策専門家)に対しては懐疑的である。このYouTubeを丹念に聴けば納得できある。