戦略研究家 ルトワック

2022年の世界はどうなるのか。確実に言えるのは、中国が今年も引き続き国際社会の関心の中心を占めていくということだ。

そうした中、日本とオーストラリアが1月早々、自衛隊と豪軍の相互訪問に関する円滑化協定に署名したことは非常に重要な一歩だ。

豪州には使い勝手の良い演習場がある。国土が狭いシンガポールの空軍も長年にわたり戦闘機部隊を豪州で訓練させている。

自衛隊も所定の通知をするだけで自衛隊機を現地に飛ばし、騒音や昼夜の別、空域の問題を気にせずに訓練ができるようになる。また、これまで米南部テキサス州などで訓練していたことを考えると、約半分程度の距離の移動で済む。産経新聞

 

中国の世界支配を許してならない。楊海英氏は、習近平主席の中国拡張主義の源泉は毛沢東語録にあると述べている。「中国は世界の主人公ならなければならない」と書かれている。中華帝国主義。「人と人を戦わせていれば、自分は権力をしっかり握れる。権力や王座を確たるものにするには、敵をつくるのが一番大きい」この毛沢東語録は、習近平が国内政治に行き詰まれば台湾侵攻もありえる。我が国は台湾有事に備えるべきである。