JNAAMは、英独仏など欧州6カ国が共同開発した空対空ミサイル「ミーティア」。空自の「AAM4」の技術を組み合わせたものだ。ミーティアは高速を維持するエンジンが特長で、射程の長さは同じ種類のミサイルの中で随一とされるが、目標への誘導能力は高くない。AAM共同開発が実現すれば、戦闘機パイロットはより早い段階で、より遠方からミサイルを発射でき、命中精度も高まる。敵の戦闘機との距離を縮めなくて済むのである。