ビートたけしのTVタックルを見て、コロナウイルスに感染した場合、インフルエンザに感染しない。逆もしかりである。これを「ウイルス干渉」という。ワクチンは難しい。それよりも人工抗体が効くかも。国立感染研の研究で「メフロキン」という、マラリアの治療薬でウイルスを大きく減らす効果がある。

 

人工抗体とは体内に侵入した抗原に対して抗体としてはたらく、人工的につくられたたんぱく質。特定の抗原に選択的に結合するため、副作用が少ないという特徴をもつ。また、低分子のものは、大腸菌などによる大量生産も可能。

 

国立感染症研究所の脇田隆字所長は21日、東京都内で開催された新型コロナウイルスに関する日本感染症学会のシンポジウムで「新たな治療薬として、抗マラリア薬のメフロキンが使える可能性がある」と報告した。