尖閣諸島を含む東シナ海上空。手前から南小島、北小島、魚釣島。海上自衛隊の哨戒機P-3Cから=沖縄・尖閣諸島、平成23年10月(鈴木健児撮影) 

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で繰り返される中国公船による領海侵入をめぐり、自民党の中山泰秀外交部会長らは4日、首相官邸を訪れ、政府に中国側への厳重な抗議を求める決議文を菅義偉官房長官に提出した。菅氏は「関係機関と連携し、領土・領海・領空、尖閣諸島海域をしっかりと守り抜く」と述べた。

 自民党が中国に関する決議文を政府に提出するのは、5月29日に習近平国家主席の国賓来日に対する再検討の要請に続いて2週連続となった。

中山氏は、決議文の提出後、記者団に「中国の明らかに違法性のある行為に抗議していきたい」と強調。習氏の国賓来日については「(日本と)仲良くしたいと言いながら領海侵入を繰り返すのは言葉に矛盾がある。政府には(国賓来日の)再検討を含め、慎重な検討をしてほしい」と改めて反対する姿勢を示した。

 尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域では4日、中国海警局の船2隻が航行しているのが確認され、尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは52日連続となった。

産経新聞

 中国海警局はブログで「(同局の)艦隊が連日、中国の釣魚島(尖閣の中国名)の領海内を巡視している」と宣伝した。中国外務省報道官は海保巡視船が「違法な妨害を行った」と非難した。日本の固有の領土である尖閣諸島を「中国領海を巡視」だとそんな無法なことは絶対に許せない。

 そんな行動は、我が国への国家主権の侵害である。安倍内閣はここで怯んだら尖閣諸島は中国に奪われる。日本の固有の領土である尖閣諸島が略奪されそうなのに日本メディアは中国に阿り報道しない自由である。