連日の忘年会・・・昨日の記事でも書いたように、金曜日のトリプル・ヘッダーで心身ともに疲労困憊・・・しかも、土曜日も朝から多忙を極めていたため、睡眠時間は5時間程度しかとれず・・・(私は、元来ロングタイム・スリーパーの体質のようで、7時間を切ってしまうと、何となくスッキリしない面倒な女である・・・)


夕方5時には自宅を出るため、それまでに主人のお夕食作りに勤しんでいた・・・と言っても全く大層なモノでは無く、単におでんを煮込んだだけ・・・大根や卵、こんにゃくやタマネギ天、つみれ、結びこぶ、その他諸々の練りものをお出汁でじっくり炊くだけ・・・主婦としてはこの上無いほど手抜き料理ではあるが、寒い冬には最高のおかずと喜んで貰えるのだから、大助かりだ!ラブラブ


家を出る時には、すっかり暗くなっていた・・・もう年の瀬・・・めっきり日も短くなったし、東京とはいえ凍みるような寒さを感じる中、駅に向かってヒタヒタと歩を進めた。足あと



本日の行き先は、私としては珍しい新宿・・・しかも新南口の高島屋タイムズスクエアのレストラン街だ。ナイフとフォーク


池袋駅まで徒歩圏内の私にとって、生活に必要なほぼ全ての買物は、わざわざ電車に乗らずともこの界隈だけで済んでしまう。音譜


4歳から結婚して家を出た26歳まで新宿区民であったとはいえ、その後の20年間は新宿に出向くことすら稀・・・(結婚して3年間は横浜市磯子区の社宅、その後はO田区O森在住だったのでデパートと言えば100%横浜か銀座だった。)


結婚前は新宿区民とはいえ、私の実家から一番近いデパートは車で数分の伊勢丹・・・つまりは駅界隈のデパート(小田急や京王)を巡ることは滅多に無いことだったし、第一その頃はまだ高島屋がオープンしていなかったっけ・・・(うろ覚えだけど、南口に三越があったような・・・幻か?目


つまりは、あの素敵な高島屋タイムズスクエアだが、これまでの私の人生でおそらく数回程度しか立ち寄ったことが無い・・・それも全てレストラン街に行っただけで、普通のショッピングフロアはほぼ未知の世界だ。


ということで・・・待ち合わせの30分前ぐらいに新宿駅に到着するようにし、何を買うワケでも無いのだが、デパートの中をちょっとだけ探訪してみることにした。アップ



まずはJR改札に近い入口からインだ!



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆正面玄関のインフォメーション前には、吹き抜け天井まで届くような大きなツリー。オーナメントは、ピンクと赤のハートバルーン、そして金と銀の星型バルーンだ!華やかな雰囲気で、とっても素敵・・・クリスマスツリー



そして、このフロアはアクセサリーや宝飾の店舗が軒を連ねていたのだが・・・


まぁ、ビックリしたのは、人人人・・・人の波~!

イモ洗い海岸かと見紛うほどの(表現が昭和っぽい・・・)人出だった。


考えてみれば、昨日は土曜日、しかも全国的に殆どの企業は先週までにボーナス支給されている時期だし、クリスマス3連休の前の週・・・そら、デパートが激混みするのも当然と言えよう・・・あせる


しかも、その大半・・・おそらく95%が男女のカップル・・・年齢的に見ても、やりとりを見ても、夫婦では無くて未婚の恋人同士・・・つまりは、女性がクリスマスプレゼントをねだっている・・・もしくは、共に選んでいるという構図なのである。指輪


今頃のクリスマスプレゼントの相場はどんなモノなのか・・・

カウンターで、店員さんから色々な商品を見せて貰っている後ろから、好奇心で彼らの手元を覗いてみる・・・。


指輪を見ている人もいたが、どの店舗もネックレスやブレスレットなどのアクセサリーを真剣に選んでいる女性が多かった・・・指輪は既に貰っているから、もういいということなのか?


小さなダイヤが付いているようなアクセサリーとはいえ、彼らが見ていたのは5万円から10万円程度のモノ・・・男性も大変だねぇ・・・。¥


フロア中の店舗が、同じようなカップル客で賑わっている姿を見て、そういえばバブル全盛期の銀座三越1階にあったティファニー指輪を彷彿させるような図柄だな・・・とついつい思い出してしまった。


最低でも10万20万はするような、当時流行ったハートビーンズやオープンハート(シルバーはもっとお安かったかも知れないが)を複数買いする男性や、「恋人ならゴールドのアクセをプレゼントするぐらい当然でしょ!キスマークとでも言わんばかりのソバージュに濃い眉をした女性達・・・私は中央通りの総ガラスの外側から揉みくちゃの店内を眺めていただけだったが・・・現代の中国人観光客に侵略される秋葉原以上の活気だったことを覚えている・・・。DASH!



さて、自分はどうだったか・・・


主人と結婚する前だが、高価なクリスマスプレゼントをねだったことも無ければ貰ったことも無かったような気がする・・・付き合いだしてから割とすぐに結婚が決まっていたし、同じ会社だったから彼の給料も大体把握していたし、特に物欲も無かったし(今とは大違いだが・・・むかっバブルの時代に珍しくも貧乏ったらしいと思われるムキもあるかも知れないが、CDを買って貰ったりとか、私はネクタイをあげたり・・・そんな可愛らしいプレゼント交換をしていたような気がする・・・。プレゼント


結婚前でそれなんだから、結婚してからの20年・・・クリスマスにはケーキを買って来るぐらいで、特に何か貰った記憶は無いし、別に不満も無い。私はちゃんとプレゼントを渡してはいるが、ネクタイや洋服などだから、生活必需品の一部を「プレゼント」という名目にすり替えているようなモノである。ケーキ




話は元に戻るが・・・

この時季、どの店舗も店員は必死であろう。

数多くの似たような品を売っている店舗の中から、自分の店で買物してもらうため、アノ手コノ手のトークで客(特に女性)の興味を惹こうと必死の形相だ。


ベルまずその特徴としては、とにかく女性をほめちぎる。


小さなダイヤとルビーがついたゴールドチェーンのネックレスを試着していた25歳前後の女性に対して、


「お嬢様はお色がとっても白いから、ルビーの色が綺麗に映えて素敵ですねぇ!しかも首が華奢でいらっしゃるから、この細いチェーンの雰囲気にピッタリですよ!アップ


どう見ても、客の女性よりも店員の方が色が白くて細いと思うのだが、まぁそれは営業上の社交辞令として・・・このような歯が浮くようなトークで女性を喜ばせるだけではなく、その後すかさず連れの男性に


「いかがですか?ここだけの話、このネックレスがこれほどお似合いになる方は珍しいと思いますよ!」


と、連れの彼女を褒めちぎって男性の虚栄心をくすぐり、会計係をその気にするためにもソツ無く気配りをする。当然のことだが、この店員にとって「ここだけの話」は、日に何度も何度も繰り返されている。


で、結局、女性客は営業トークにまんまと引っ掛かり、彼氏の眼を見て「これにしようかな・・・ドキドキとニッコリと狡猾にも微笑めば、それで交渉成立クラッカー・・・要は、男性に選択権など無いことを店員は熟知している。今時の男性というのは、大なり小なり「ミツグくん」になり下がっているということなのであろうか・・・。(昭和の時代から「ミツグくん」という名称はあったが、昔の方がここまで言うなりじゃなかったような気がする・・・)


この店員は、おそらく15分後にも他の客に同じような褒め殺しをするのであろう・・・舌の根も乾かぬ内に・・・。パンチ!



そんなカップルVS百戦錬磨の店員の熾烈な戦いを複数見物している中、一人「男気」を見せていた店舗があった。


ここは、天然石では無いが、有名な高級クリスタルのお店・・・ダイヤやルビーなどよりは遥かにリーズナブルだが、輝きがとても美しく、デザインなども秀逸な有名店だ。宝石赤


30歳前後のカジュアルな服装の男子が独り・・・店員さんから色々な品を見せてもらって吟味している最中だった。そのやりとりを見てみたかった私は、用も無いのに同じショーケースの中を眺めていただけだったが、当然のように店員が私に張り付いて来て、


「こちらのお品、とっても人気があるんですよ~可愛いでしょ?よろしかったらお試しになってみませんか?音譜


私が無意識に視線を向けていたのは、どうやらキティーちゃんのピアスだったようだ。ドクロ


私は、隣の男子が何をどのようにして購入するかに興味があっただけで、別にここの商品・・・しかもキティーちゃんのピアスをガン見していたワケじゃない。


しかも46歳の、フェミニンな服装をした女がキティーちゃんのピアスを本気で試着するよう薦める方がおかしいだろう・・・愚か者めが・・・。メラメラ



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆ちなみに、コレが薦められたピアス・・・確かに可愛いことは認めるが、

 一体私にコレを付けてどうしろと・・・?



愚かな店員を適当な言葉で遠ざけてから、なおも男子の行動を見守る私・・・決して暇なアラフィフでは無いはずだが、何故か気になって仕方無い・・・。目


その男子は、このような買物には全く慣れているような風情は無く、むしろ照れているというか、恥ずかしがりながら伏し目がちに品定めしている姿が、何とも初々しく、そこに好感が持てたのだ。ラブラブ


結局、彼は10種類ほどのオススメ商品を見たであろうか・・・その上で、清楚でありとても洒落ているネックレスとピアスのセットを買うことに決めた。



◆あいぞうの享楽的日常◆

◆その男子が購入したセット。私も同じモノが欲しいくらい素敵だった!



しかし、デパート全体の雰囲気&このクリスマス商戦真っ只中~という時季からして、勝手に「彼女への贈り物プレゼントと決めつけていたのだが、果たしてそうなのだろうか・・・

別に母や姉へのクリスマスプレゼント・・・とは夢にも思わないが、一人で選びに来るところを見ると、片思いしている女性にクリスマスを期に「コクる」ために用意した品物・・・とか・・・また、いつもの妄想が始まる・・・私の悪いクセだ・・・。ダウン


ついつい、フロア中がカップルだらけだったのを見て、このように一人でアクセサリーを買物している男子に目が行ってしまったが、今でも恋人のプレゼントを一人で選ぶような気概のある男性はいるのだろうか・・・だとしたら、なんか世も捨てたもんじゃないな・・・と感じいってしまった・・・。クローバー



・・・と、ふと時計を見ると、そろそろタイムアップ!宴会開始の時刻だ。時計

そろそろ、14階までエレベータで上がって、友人たちが待つ宴席に出掛けようではないか。カクテルグラス


・・・いやいや、その前にお花屋さんだ!ブーケ1

実は、この日は忘年会というよりも、友人のお祝いのために集まったお食事会・・・

お祝いにはブーケは欠かせない~!ブーケ2


期せずして、ひとしきり「クリスマス笑劇場ねこへび」のオムニバスを複数観賞し、かな~り満足な気分・・・・。


しかし、そのせいで通常誰よりもパンクチャルな私(つまりは、私の辞書に「遅刻」と言う文字は無い)だと言うのに、あわや間に合わない恐れが~!!!叫び同じデパート内に30分前から居るというのに、何と言うおマヌケな失態・・・DASH!



ということで・・・(何が「ということで」なのかは深く考えないように・・・)

この後の宴席の模様は明日の記事にしよう。合格

久々に河原乞食が鼓舞するような、なかなかのお店だったので、ゆっくり・・・しかも長々と書かせて頂く予定だ!


本日の記事の概要は、若いカップル達のクリスマスって、日本経済活性化の一端を担ってるんだな・・・と、妙に納得させられてしまった・・・ということだ。


現代であってもやはり女性にとって、「恋人はサンタクロース」なのだ。




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