何歳になっても子供のような心を持ち続けるあいぞう・・・アラフィフの女・・・。
「子供のような心」と表現すると、子供心をも持ち合わせた余裕ある大人の女性・・・という、褒め言葉のように聞こえるが、実際はそんないいもんじゃない・・・。
思い起こせば、今から28年も昔のこと・・・。
アラフィフの私にだって、若くて細くて可愛かった女子高生時代はあった。
東京ディズニーランドが、何故か東京では無く千葉に開業したのが18歳の時。
当時は、京葉線に舞浜なる駅は無く、東西線・浦安駅から送迎バスで遥々出掛けたんだった・・・。
開業まもなくの日曜日、クラスメイト3人で出掛けた夢の国・・・
それまで俗に言う「テーマパーク」という場所に行ったことの無かった私にとって
まさに、極楽浄土・・・・・
物心ついた頃からお世話になったディズニーの2次元の世界が、
3次元になって目の前に現れたのだから、
パーク内を歩く私は既に放心状態・・・・・
放心しすぎちゃって、
何も考えずに一番最初に選んだアトラクションは
「カヌー」だった・・・。
(数あるアトラクションの中で、唯一自らが馬力となる、肉体労働系・・・)
朝から閉園まで遊び倒し、ネズミの偉大さに興奮しながら帰宅した・・・。
それまで「遊園地」といえば自宅近所の後楽園しか知らなかった私にとって、
自らがいかに「井の中の蛙」状態であったかを痛感させられた1日となった。
ディズニーの呪文にまんまとかかった私は、
それ以降、ことあるごとに足しげく通うようになったのは言うまでも無い。
アトラクションも楽しいのだが、パークの中を歩いているだけでも十分に独特の世界にスリップ出来ることが凄い!
20歳の頃だったが、漠然と考えたことが今でも懐かしい・・・
「多分、50歳、60歳になっても、
友人とか家族とかと一緒に来てハシャいでるんだろうな・・・」
その予言(?)が現実のものとなるのに、あと4年だ・・・。
さて、TDRに魅了されてから既に28年・・・。
インする度に、何かしら1つや2つは自分のための買物をしてきている。
主人と付き合い始めた頃には、白雪姫の7人の子分・・・イヤ小人たちのぬいぐるみを1人1人買って車の後方に飾ったこともあったっけねぇ・・・
若い頃は、学校や仕事場で使うようなボールペンやノートなどの文具を買ったり、ぬいぐるみ系を買うことが多かった私・・・。
しかし結婚してからはマグカップとか、タオル・・・自宅で使えるようなちょっと可愛らしいグッズを購入することが多くなったような気がする。
40歳を超えた頃からは、何故か女子高生が好んで選ぶような携帯ストラップや、小物入れとか・・・まぁ、これも全て最近マイブームの「歳のせい」なんだろうが・・・この歳になって突然開き直ったかのように、「カワイイ系」の小物をチマチマ買うようになった。
そして、46歳の秋・・・
先月ハロウィン月間にTDSにインしたあいぞう・・・。
(その折の無念な惨敗劇をご存じ無い方は、是非こちらをクリックだ!)
色々あってハロウィン・ダッフィーを捕獲出来なかった無念のあいぞう・・・。
とはいえ、転んでもタダでは起きない私は、ダッフィーストラップの服だの、ハロウィン限定ダッフィーストラップだの、結局はいつになく色々な熊グッズをGETし、それなりに満足した1日となった。
さぁ、帰ろうか・・・と、閉園まで1時間を残して、夜9時にパークを後にした私達。
ゲートを出たところに、「買い忘れ」の客のためなのか・・・小さなショップがあるのだが、友人が「ちょっと寄りたい」と言うのでお付き合いした。
パーク内の踏みつぶされそうな混雑とは全く違って、他に客も居ない深閑とした店舗・・・。
彼女の買物の間、何気なく店内を見渡していた私に、鮮烈が走った!!!
それは、これまでパークで購入したことの無いジャンルの名品・・・
どの家庭にも1つや2つはあるような、生活の必需品!
しかもカワイイ~!!!
迷わず、無言で購入だ~!
この日、数多く捕獲したダッフィー一族よりも、私の心を鷲掴みにしたモノ・・・
◆立てておけるように、足元にはハイヒール型の台(別売り)も購入~
ミニーちゃんの赤いリボンがついて、超ラブリ~!
実は、ミッキーのバージョンもあったのだが・・・
ミッキーの方は、柄が黒くて、足元の台はヒールじゃなくてミッキーの靴・・・。
キッチンで使用するのだから、色的には黒のミッキーかな?とも思ったが、
やっぱりここは、可愛いミニーちゃんでしょう~
46歳にもなると、パークでの買物も急に所帯じみてきたような感が無きにしも非ずだが・・・
可愛い実用品というのも、平凡な日常を癒すアイテム・・・
十分に「良し!」としようじゃないか!!!
で・・・、翌日に早速使ってみた。
・・・・・使いづらい・・・・・
しゃもじの先が、指の形に割れているせいか、(特に親指部分)
何となく「よそいづらい」のだ・・・。
開発したのは、料理をする人間じゃないな・・・
これまで使用していた、ごく普通のしゃもじを「こっちの方が可愛いから~!」なんていう自己中心的・短絡的な理由によって見捨てた報いなのだろうか・・・。(糟糠の妻を捨てて、若くて可愛い女に乗り換えた男が、しばらくしてから外見だけで女性を選んだことを後悔するような感じでお読み下さい)
外面の良さにほだされて入手したものの、結局は使い勝手が悪いなんて・・・
とはいえ、可愛いから使いたいし・・・
何故この程度のことで、そこまで日々ジレンマに陥らねばならないのかは置いておいて・・・
まぁ、キャラものなんて、所詮この程度のモノだろう・・・。
とは言いながらも、今日も電気ガマの横で、可愛い姿で私の渇いた心(大笑)を癒してくれるシャモジを見て、クリスマス・ファンタジーにも行きたいなぁ・・・でも誰と行けるのかなぁ・・・と、既に舞浜方面に想いを馳せるあいぞう・・・46歳の晩秋であった・・・。