先週まで、心地よい秋風を満喫して「我が人生最良の季節」を謳歌していたハズだったが、昨日から急激に気温が落ち、今日に至ってはとうとうラクーンの襟付きニットなどを着こんで近所に買い物に出掛けるようになってしまった・・・
私は人一倍の暑がりであり、真冬でも自宅では暖房器具を極限まで使おうとしない、別名「氷の女王」・・・(飽くまでも自称だが・・・お陰で主人は毎年凍死寸前・・・)
別段まだまだ「寒くて困る」ワケでは無いのだが、なんかもう冬の到来をひしひしと感じてしまう。
昨日は既にクリスマス一色であろうTDRの記事を書いたが、TDRとまでは言わないにしても我がO塚商店街も既に「Merry Christmas」の文字が見え隠れしている。
また私お得意の余談だが・・・毎年12月になるとO塚駅北口駅前の植えこみには中ぶりのクリスマスツリーが飾られる。私の身長程度(私は163センチ)のナマの杉の木に電飾がふんだんに巻きつけられた、ちょっとしたツリーなのだが、何故かこのツリー、クリスマスが終わっても、正月になっても、松の内が過ぎても、いつまでも撤去されない。例年2月の声を聞くと知らぬ間に消えている・・・町内会の怠慢か?それとも、私には判らない、何か特別の風習や理由があってのことなのだろうか・・・。
また私の悪い癖で、話が明後日の方向に逸れはしたが、つまりはもう冬の入り口近くまで来てしまったのだ。今年も秋が短かったなぁ・・・。
なんてコトをしみじみと考えながら、今日も近所のスーパーに買い出しだ。
繊細な心を持つ私が、去りゆく秋に別れを告げながら、公園の小道を歩いて家路に向かう。
木々の紅葉や、散る落ち葉などを惜しみながら・・・
それでも肩から提げたエコバックには、焼豚用の国産豚の塊(広告の品・グラム100円也)や、今夜のツマミになる中トロの柵など、およそ「去りゆく秋を憂う詩人」には似つかわしく無い品々が満載されている。
どんなに吟遊詩人を気取ろうとしたって、ソレは無駄というもの・・・闘う主婦は、豚やマグロを担ぎながら、季節を十分に堪能出来るのだ!
しかし、エコバックの中のバランスが悪いのか、それともイキが良すぎるのか・・・長ネギ3本258円の束が、何度も何度も地面に落ち、その度に拾い上げてバックに戻すという作業が、既に4回も続いている・・・。今年はネギが高いな・・・これからの鍋シーズン、これ以上値上がりしないことを祈るのみ・・・。
闘う主婦は、移りゆく季節を愛でながら、
ネギの値上げをも憂うことが出来るのだ・・・。
(誰と、もしくは何と闘っているのかは、とりあえず不明・・・)さて、そんなネギと格闘を続けている中、歩いていた公園の小道に、見慣れぬ茶色の物体・・・
小枝か?(お菓子では無い)
イヤ、違うよな・・・でも、やっぱ小枝か???
長ネギを手で持ちながら、ちょっとしゃがんで顔を近づけてみる。
(真上から見たところ。)
このアスファルトの道幅は2メートルぐらいで、その左右は芝生になっている。
特に彼の後方(左手)には芝生だけではなくて樹木も生い茂っていて、彼の前方(右手)は芝生の広場だ。どうも広場を目指しているらしい・・・
カマキリをマジマジと見るのは、何年ぶりだろうか・・・。
結構大きくて体長10センチ以上はありそうだ。(後で調べてみたら、その程度の大きさは普通のようだ)
しかし、私の知っているカマキリって緑色・・・彼らは保護色だから、芝生や草むらで生きるために緑の体なんだと昔習った記憶がある。
・・・しかし、誰かに似ているよな・・・
小さい頃にお世話になったアノ人か・・・!
◆そうそう!この人!「へ~んし~ん・・・とぉ~!!!」の人!
私にとって仮面ライダーといえば、この1号だけ!
確か幼稚園の頃だよねぇ・・・女の子とおままごとするよりも、男子だちとライダーごっこする方が楽しかったなぁ~!何故か私が本郷猛で、幼稚園の男子たちはショッカーだった・・・(この頃から既に女王様気質の片鱗が・・・?)
そして、話は戻る・・・。
そう、カマキリといえば、イメージとしては緑色・・・。
でもこのカマぞうは(勝手に命名・・・)茶色だ。しかも当初「小枝」と見間違えたぐらいだし、ということは通常は樹木の上で生活をしているのだろうか?それとも、冬を迎えるにあたって芝や草も枯れ初めてきているのに合わせて茶色くなったのだろうか・・・。
私にとって得意分野では無いので、乏しい知識を総動員しても全く判然とせず。
(じゃぁ、得意分野って何さ?・・・私なりに考えてみたのだが、結構広く浅くで人生誤魔化して来たような私・・・もしや、無芸大食というコトか???)
帰宅してからすぐにヤフってみた。(いつも言っているが、私はググらない・・・)
結論としては、カマキリ(多分、東京で良く見かけるのはオオカマキリなんだそうだ)は緑と茶の2種あるんだとか。季節によって体の色を変化させているのでは無いとのこと・・・。
でもね、さっきのカマぞう・・・人間の私がどんなに近づいても慌てて逃げることも威嚇することも無く、重い足取りで何とか芝生の方に移動しようとしていた・・・しかも、季節には関係無いとはいえ、体は茶色・・・見た目からして、既に余命1カ月をきって死期を悟った老カマの如きいでたちだった・・・。
ただでさえ晩秋のモノ哀しさを感じる今日この頃だと言うのに、このカマぞうの姿を見て、ことさらメランコリックな気分にさせられる・・・あいぞう、46歳の秋であった・・・。
(珍しく、しんみりとした雰囲気で・・・・完・・・・
まぁ、タマにはこんな日があってもいいっしょ!)
しかし・・・メランコリックって・・・これほどこのブログにそぐわない言葉も無いよな・・・
しかも、ここ何十年も聞き覚えの無い単語・・・死語か・・・?