あらかじめ言っておくが、今日の記事が一貫して言わんとするテーマは「熊の分際で…」である。クマ


「分際」という上から目線的な単語を使ってはいるが、これは侮蔑や嘲笑の心情を表しているわけではない。しかしながら、やはり「分際」が妥当な表現なのだ。

既に派手にお知らせしてきた通り、先週26日の水曜日、私は友人達と共に東京ディズニー・シーに出掛けてきた。

ディズニー・シーにインしたのはこれで9回目だが、そのどれもが大晦日または元日・・・つまりはカウントダウンのチケットでしか出掛けたことが無い。通常営業日は初体験ということになる。ねこへび


今回の大きな目的(もしくは野望とも言う)は、ダッフィー達のハロウィングッズハロウィンを購入すること!


「ダッフィーって誰よ???」


という貴兄のために、簡単にご説明しようか・・・。(既にご存じの方は好きなような飛ばしてくれろ)


「ミッキーが長い航海に出る前の夜、ミニーは、ミッキーがひとりぼっちで寂しくならないようにとミッキーのためにテディベアを作りました。『ありがとうミニー!』ミッキーはミニーが心を込めて作ったプレゼントをとても喜びました。ミッキーはダッフルバックに入れられていたこのテディベアを『ダッフィー』と呼ぶことにしました。ミッキーは世界中どこにでもダッフィーを連れて出掛けます。ダッフィーはどんな時もミッキーを明るく楽しい気分にしてくれます」


・・・ネズミが何で船乗りやねん!DASH!


などと夢もへったくれも無いような物言いはしないが・・・


つまりはこのダッフィー、一言で言うとTDR版のテディベアである。クマ


しかし、舞浜方面に行けばどこででも簡単に購入できるワケでは無い。


ディズニー・シーにインしなければ拝むことが出来ない貴重な代物なのだ。宝石赤


ランドでは買えないし、ましてやオフィシャルホテルやイクスピアリでも陳列されていない。


ランドに比べて、どうしても集客力が弱かったシーにとって、起死回生の逆転サヨナラホームラン的な存在・・・まさに救世主となったのが、このダッフィーと言っても過言ではナイ!メラメラ


で、今やこのダッフィーなくしてはシーを語ること無かれ!とでも言わんばかりの勢いでダッフィーとその一族がシーを席巻しているのだ。アップ


舞浜方面の情報が希薄な私にとって、彼らとの出会いは今から3年前・・・元日のランド内だった。


日本晴れの穏やかな元日の午後・・・徹夜明けで既に朦朧とした脳みそを抱え、シンデレラ城前広場のベンチでまったりとアイスを食べていたその時、(真冬だけどアイス好き)奇妙な一段が視界に入って来た。目


アラサー・アラフォーの女性10人前後の軍団が円陣を敷き、何やら集会を開いているようだ。

振袖を着ている女性もいるし、ゴスロリのコスプレ者もいる。リボン


彼女達の共通点は、全員見慣れぬお揃いの熊のぬいぐるみクマを持っていることだ。


しかも、どの熊も衣装を着けている。ゴスロリの女性が持っている熊は同じようなゴスロリ、振り袖の彼女の熊は和服だった。中にはウェディングドレス熊や、プーさんの着ぐるみ熊もいた。


彼女たちの話題の中心がであることは簡単に見てとれた。全員両手で熊を抱えて、熊の右手を振ってみたり、お辞儀をさせてみたり、人間同士が会話しているというよりも、熊の会話を人間が手助けしているようにしか見えないからだ。


その光景がなんとも異様不思議だったので、帰宅してから念のため「ディズニーランド 熊」でヤフってみた。(私はぐぐらない。)


そこで、ダッフィーの存在を初めて知ったのだ。クマ


その翌年、勿論カウントダウンで再度インしたが、シーの各店舗でダッフィーを見つけることが何故か出来ず(当時はダッフィーを販売している店舗が少なかったのか?イヤ多分探し方が悪かったのだろうが・・・理由は不明)、そのことを話したら、悪友Y子様が息子とシーに行った折に、私への誕生日プレゼントとして3頭も捕獲してきてくれたのだ!持つべきモノは親切な友だ!ラブラブ



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆Y子様がプレゼントしてくれた我が家のダッフィー&シェリーメイ

 (衣装はオリジナル!マッド・ハッターとアリス)



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆ポーチ・ダッフィーとシェリーメイ。

 左のダッフィーがY子様からのプレゼント。

 (こちらも衣装はオリジナル!3月うさぎとアリス)



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆我が家のダッフィー一族。ヤフオクで手に入れたダッフィー用ベンチ(ベンチ下が衣装掛けになっている。ダッフィーの柄がついたハンガー3本付き。チシャ猫の着ぐるみが掛かっている。)


こんな一族たちが、リビングに棲息しているあいぞう46歳宅・・・ちなみに我が家に子供は居ない・・・。


この衣装たちは全てオリジナル・・・つまりは手縫いだ!

(誰の手縫いかって・・・私にそんなスキルがあるわきゃ無い!全てヤフオクで入手した!)


ここまでアリス系で一族のコスプレを楽しんで来た私だったが、せっかくこの時期にインパするんだから、絶対にハロウィンコスチュームハロウィンをGETするっきゃナイっしょ~!


そんな理由で、今回開園と同時にインパした私は、いつになく燃えていたのだ。メラメラ


あらかじめ、ピグ友であり、TDRをこよなく愛して○十年・・・のなおチンままさんにレクチャーを受け、インしてすぐ左手にある店舗でダッフィーグッズを探しに行った。


店舗の一角は、ダッフィー&シェリーメイ一色!クマクマクマ



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆こんな棚が左右一面に広がっている・・・。


もしかしたら、現在インパしている人間の数よりも、ダッフィー一族の頭数の方が遥かに上回っているんじゃないのか???


恐ろしや・・・ダッフィー一族・・・熊の分際で・・・


実は今回、ハロウィン・コスチュームをゲットするという自らの野望の他にも、私はある使命を帯びていた。


話は1カ月前に遡る・・・。


10月最初の土曜日、いつもの女子会メンバーでお誕生会を開催した時のこと・・・私が近々TDSに行こうと思っていると話した直後だった。

そのメンバーの中の、白馬に乗った王子様を待ちくたびれているアリエル嬢のクチから驚愕の言葉が発せられた!


「ダッフィーとシェリーメイをお部屋に飾っておくと、

いい人が現れるんですってラブラブ


アリエル嬢が、いつどこで誰からこんなガセネタを攫まされたのかは不明である・・・っちゅうか、確認もしなかったが、皆の前でそう告げた後の彼女は、遠い眼をしながら白馬に跨って彼女の元に一直線に向かってくる王子様を妄想しているかのように幸せそうな微笑みをつくった・・・。音譜


(メンバーにはこのアリエル嬢の他、ラプンツェル嬢なる46歳も存在しているが、詳細はこちらをクリック!)


とどのつまりは、「TDSに行くんなら、2頭を捕獲してきてね!」ということなのだ。


まずは棚からおもむろにダッフィーたちを下ろし、耳の付き具合や眼の配置や、鼻の形など・・・せっかくアリエル嬢ガセネタで盛り上がっているのだから、少しでも美形を選ばねば!と、共にインした友人とイケメン探しすること数分・・・。

ようやく選び抜いた2頭のお会計を済ませ、何軒か脇にあった宅配センターからアリエル嬢の自宅に配送をした。9時にインパし、配送完了が9時20分・・・速攻がウリのあいぞう・・・。アップ


翌日、アリエル嬢からお礼のメールと共に、彼らの新しい棲家での画像が送られてきた。



◆あいぞうの享楽的日常◆
ガセネタを信奉するアリエル嬢に、せめてものプレゼントと思い、同封したシェリーメイの首飾りと共に。

この家が、彼らの終の棲家とならないことを祈るのみ・・・。(一緒に嫁入りしたいよねぇ)

メールには「今夜から一緒に寝ますドキドキとのこと・・・お幸せに~クラッカー


さて、人様からの依頼を無事に完了させ、ホッと一息のあいぞう。


お次は自らの野望を満たす時~!メラメラ


しかし、アトラクションもそこそこに、複数の店舗をハロウィン衣装の捜索で巡ったものの、どこにもナイ!!!



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆こんなディスプレイをしている店舗にもハロウィン系の衣装や、コスプレしたぬいぐるみバッジやストラップも一切無い!居るのは、いつでも売っている「裸ん坊」の熊たちのみ・・・。クマ


そろそろ、この異常事態に焦りを感じるあいぞう・・・

アメーバのマイページから「なう」に投稿した・・・。

「ディズニー・シーなう。ハロウィン・コスのダッフィーがどこにもいないのは何故だ?」


冷静になって考えれば、店内のキャストにお伺いをたてれば一瞬にして解決する問題だろう。

しかし、一縷の望みに賭けるあいぞうとしては、正当な回答ではなく、裏技的な何かを「なう」への投稿に求めていた。


しかし、誰もコメ返ししてくれない・・・・・待ってるのに・・・汗


いくつかのアトラクションに乗ったり、買い喰いしたりしながらでも、全ての店舗の捜索を続けていた。



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆ケープコッドの店舗にて。大き目ダッフィー達。

 10周年記念バージョンは、めちゃ可愛い~!

 (でも1頭18000円・・・誰か買って私にプレゼントしてくれや~!)

 →出来ればペアで。プレゼント


ちょっと諦めかけたころ・・・行列を見かけた。

アトラクションでも無ければ、名物ぎょうざドッグでも無い・・・。ソフトクリーム



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆老若男女・・・炎天下、海辺に連なる行列。

 キャストいわく「こちら、現在55分待ちとなっております!」


何の行列???目



◆シェリーメイの着ぐるみとの写真撮影会だった!!!

 55分も待つほど、熊との写真は切望していなかったので、遠巻きに写真撮影。これ以上のアップは出来なかったので、見知らぬ人も一緒に写すしかなかった・・・。

(この写真に写っているのは赤の他人・・・だが、私達と同じアラフィフ世代・・・しかも仮装していた!恐るべしハロウィン・マジック!)


あれ???

ダッフィーとシェリーメイって、確かミニーがミッキーのために作ったぬいぐるみのハズ・・・。


ぬいぐるみなのに、何で着ぐるみで登場するのだ???


ミッキーやミニーはネズミという生き物だし、W・ディズニーが擬人化したワケだが、ぬいぐるみは飽くまでもぬいぐるみ・・・生き物じゃなくて物体のハズ・・・う~ん・・・メビウスの帯状態・・・迷宮だ・・・。

ここでもまた、あのフレーズが・・・「熊の分際で」・・・。


茶系のダッフィーと違って、女の子のシェリーメイは薄くピンクがかっている。瞳はブルーで、何故かまつげが長い・・・


余談だが・・・このダッフィーにせよ一般的なテディベアにせよ、熊のぬいぐるみは皆茶系・・・しかし、実際の熊の大半は黒じゃないか!(白クマやホッキョクグマは除く)何故なんだ~???(40年前だったら「なぜ?なに?こども相談室」に電話して聞くところだが・・・むちゃく・せいきょう先生とか・・・限りなく昭和ネタ・・・)


結局、ハロウィン・コスチュームはGET出来ずだった。


帰宅後に、「なう」仲間の”うめ77”さんからのコメントを確認した。夕方5時過ぎにコメントを頂いたようだったが、迂闊にも確認していなかった・・・痛恨のミスあせる


遅まきながら思い当たる節を・・・

9/5発売開始だから売り切れはてなマーク ヤフオクにはでてるよあせる


てっきり、ハロウィンは10月31日だから、その期間中なら必ず売っていると思い込んでいた私・・・。初めて知ったその事実・・・

恐るべし、ディズニー・シー・・・そしてダッフィー一族・・・


またもやだが・・・熊の分際で!!!



結局、私が入手することが出来たダッフィーグッズ・・・



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆ダッフィー・ストラップ用のパーカー&キラキラチェーン

 開園10周年記念グッズ!全部で10色位あった中から、深緑と紫をチョイス!色ごとに絵柄が違うのが、芸細~!!!



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆で、着せちゃいました~!!!

 この1年、裸ん坊でずっと寒々しいと思っていたから、良かった~!

 早速携帯電話にぶら下げて、連れ歩いています!



これまでTDRにインすると、すぐにお目当てのアトラクションのファストパスを取り、すぐさま違うアトラクションにスタンばり、パレードを楽しみ、美味しいモノを買い喰いしてお団子・・・およそ、お土産店舗を徘徊することになるとは思いもしていなかった私・・・。


そして、インパしている人々の多く(多分50%以上)の女子は、ダッフィー一族のいずれかを胸に抱えもしくはバックにぶら下げ)ているではないか!しかもそれは成人した女子もしくは私と同じくらいの年頃もいるのだから驚きだ。アップ


シーは、ランドに比べてアトラクションがとても少ない。少ないが、ランドと同じ・・・もしくはそれ以上の満足感を得られるのは、やはりダッフィー一族のお陰なのだろう・・・。


全くもぉ・・・熊の分際でぇ~!ラブラブ


いつもと違ったパークの楽しみ方を覚えたあいぞう・・・。アトラクションにあくせくせず、風光明媚な海辺の町を連れてきたダッフィーと一緒に散策する・・・そんな日を迎えるのも近そうだ。音譜


そして今回の教訓・・・。


欲しいグッズがあったら、売り切れる前にマメにインして買いに行くべし!!!


もう少しで「クリスマス・グッズ」が発売になる。

オフィシャルページで確認したところ、ぬいバ(ぬいぐるみバッジのこと)が私の心の琴線に触れた・・・。(触れたなんて生やさしいモノじゃなくって鷲掴みにされたっちゅう感じか???)


これはもう、早々に行くしか無いな~!メラメラ


その時、我が家にいるダッフィー一族のうち、誰を連れていくことにするのか・・・これから熾烈な選択が始まる・・・。メラメラ



ペタしてね



読者登録してね