先週の金曜日は、夕方6時頃から突然雨が降り出した。雨

朝の天気予報では「夜9時過ぎから雨が降ります」と、お天気姉さんが連呼していた。

帰宅は7時頃だし、じゃあ降られないよねぇ・・・今日は荷物が多いから折りたたみすら持ちたくないし・・・と、傘を持たずに会社へ出掛けたのは私・・・。


・・・・見事、会社を出た瞬間から雨に降られ、最寄のO塚駅からはタクシーで帰宅することになった・・・。ダウン

公共放送のお天気お姉さんの言葉を鵜呑みにした私が悪いのだが、何となく「裏切られた」感・・・。

(NHKの受信料は、年払いでキチンと毎年支払ってるというのに・・・・・脈絡は無いが・・・)


帰宅してからは、実は主婦だったのですぐに夕食の仕度に取り掛かる。ナイフとフォーク

(この事実、タマに忘れそうになることもある・・・困ったモノだ・・・)


ベル足元で暴れるじょん君にご飯をあげることも忘れちゃいけない!ブタネコ

ベルパソコンを立ち上げて、ライフでハロウィンクッキーも焼かにゃあかん!ハロウィン

ベルブログも書き始めなければ間に合わん!ガックリ


これらを同時進行させるのだから、バイトの日の夜はとっても忙しい!メラメラ



その忙しさもピークに達した夜8時頃・・・突如として玄関のチャイムが鳴った。

(っていうか、普通玄関チャイムは突然鳴るわな・・・)


私は通常、チャイムが鳴るとインターホンで対応せず、そのまま玄関に出てしまう。パンチ!

これで過去に何度か泣きを見ているのだが・・・ついつい何故か面倒で、玄関ドアを開けてしまうのだ。この悪癖・・・今の内にどうにかしとかないといかん・・・と本気で思ってはいる。爆弾


しかし、その日に限って私はインターホンの受話器を取った。


「池袋のケーキ屋なんですが、お願いします~!音譜


まだウラ若い、涼やかで可愛らしい女の子の声だが、

ケーキの出前なんて頼んだ覚えは無い・・・。ケーキ


「池袋のケーキ屋なんですが、ケーキを売りに来ました


とか


「池袋のケーキ屋なんですが、ケーキはいかがですか?」

ではなくて、ただの「お願します~!」だ。


日本語的にどうよ???

とも思うフシはあったが、怪しい男では無いようだから、とりあえずは出てみることにした。

(私は、若い子の今時の言葉づかいにモノ申す・・・いわばご意見番だ!)


玄関を開け、右手の門扉を見ると、その外に大きな箱を抱えている女性・・・予想通り、20代前半くらいか?

池袋界隈に居そうな、今時の普通の可愛い女の子だ。女の子


かなりの雨の中、傘も差さずに発砲スチロールの横幅80センチくらいはある大きな箱を、持ちずらそうに抱えていた。


「あのぉ、池袋のケーキ屋なんですけど、美味しいワッフルを皆様に食べて頂きたいと思ってお持ちしました星


キチンとした喋り方ではあるが、この日本語はおかしい。


「皆様に食べて頂きたいと思ってお持ちしました」

というのなら、勿論無料配布ということになるが・・・それは絶対に無いだろう。


箱の上蓋に、写真付きでワッフルのメニューが出ていた。

まぁ、この大雨の中、いくら池袋から近いとはいえ、暗い夜に若い女の子が一人で行商に来ているのだ・・・所詮ワッフルなら大した金額でも無いし、買ってあげようか・・・ねこへび


こういう人のいい客を狙って、若い女の子を使ってのニクい演出なのだろうが、まぁカモになってやっても良かろう。

(イヤ、大言壮語しているが、単にワッフルの写真が美味しそうだったからだけかも・・・)


「じゃあ、いちごワッフルとマロンワッフルを1つずつ頂くわ。おいくらかしら?」


「1個250円なので、2個で500円です¥



高っ!!!!!ドクロ


コンビニで売っているおにぎりよりも更にひとまわり小さいくらいのワッフル・・・相場よりも明らかに高いと思うが、それは彼女の人件費・・・しかも足代・夜間残業料金・雨天手当込みということか・・・(職業柄、人件費の計算にはウルサい・・・むかっ


まぁ、良かろう・・・。手に持ってみたら、フカフカして柔らかい・・・ラブラブクリームもたっぷり入っているみたいだ。音譜さぞ美味しかろう・・・アップ今日はデザート何も用意してなかったし・・・。ケーキ


「あの・・・2つだけで宜しいんですか?」


もっと買え、っちゅうことだろうか?ノルマでもあるのか?


「2人家族だから、2個あれば十分だしね。(それに、食べすぎると血となり肉となるから、それはそれで困るのだ)


「お2人だけなんですか・・・・・・・」


ものすっごく落胆したのが見てとれたが、それは気付かないフリ・・・。

若いオナゴの分際で、

百戦錬磨のアラフィフ主婦に勝てると思うなよ・・・。メラメラ


で、その「若いオナゴ」は、私が渡した500円玉を握って、また大きな箱を担いで、我が家の隣へと消えて行った。パーもう来るなよぉ~



しかしこの界隈、色々な押し売り・・・イヤ、訪問販売がやってくるが、若い女の子というのは初めてだった。これまでのラインナップだが・・・


旗金の相場上昇に乗じて、いかにも怪しそうな「貴金属買い取り業者」と名乗る30歳前後のチャラ男(これは押し買いか)


旗20歳代のイケメン2人組の豆腐屋(リヤカー押してやって来た・・・)


旗ほうれんそうやら大根やら、野菜てんこ盛りのリュックを背負ったじいさん(どこから来たんだ?)


旗リヤカーで植木鉢を山のように引いてきた、花売りばあさん


・・・この「花売りばあさん」が一番やっかいだった・・・。ダウン



今から2年ほど前の梅雨の時期・・・雨

朝からの雨でカビが生えそうな平日の午後・・・ねこへび

パソコン前でまったりしていたら玄関のチャイムが鳴った。ベル


玄関のドアを開けたらビックリ!なんと見知らぬばあさまがドアの目の前にいるではないか!目


我が家のインターホンは門扉のすぐ横にある。これまでの来客(訪問販売や営業を含む)は、インターホンを鳴らした後、必ず門扉の外で私が出るのを待っていたが、この図々しいばあ様だけは、勝手に門を開けて、玄関ドアの前に立ち、あまつさえドアが開いた瞬間、私を横に押しやって玄関の中まで入って来た!ドクロ


あまりの図々しさに、あっけに取られ、何が起きているのか把握できずにいるマヌケな私・・・。DASH!

彼女の商売道具であるリアカーは、既に門から玄関前まで運びこまれていた・・・段差もあるのに、怪力ばあさん!叫び


で、とにかく植木を1個でも多く私に売りつけたいワケだ!

一瞬の隙を突かれたとはいえ、玄関まで入りこまれてしまった私・・・何も買わなければ今度は部屋の中にまで押し入られるのではないか~!DASH!


恐怖にも似た微妙な緊張感が走る・・・・・。


売り物の中には、丁度買おうと思っていたアンスリウムの鉢が見えた。これを買うことにして、早々にお引き取り頂こう!アップ


しかし、1個だけでは帰ろうとはしない強欲なばあ様・・・玄関から見える廊下の隅に置いてあった大きなアンスリンムの鉢を見つけるや、突然靴を脱いで部屋に上がり、

「ホラ、葉っぱが元気なくなってるから、余分な葉を切り落として、米の研ぎ汁をあげればいいんだよ~ハサミあるかい?クローバー


オイオイオイ~住居不法侵入罪で訴えるぞ、ごるぁ~!!!


と、おなかの中で思ってもクチに出せない気弱なあいぞう・・・。あせる


結局、欲しくもなかったギョリュウバイの鉢を買い、やっとのことお引き取り頂いた・・・疲労困憊・・・。ダウン

まぁ、欲しくも無いとはいえ、ギョリュウバイの薄桃色の花はとっても綺麗~コスモス

鉢植えでは勿体無いな、庭に植えて長く楽しもう・・・と、数日後には庭の日当たりの良い位置に地植えした。ブーケ2


図々しい不法侵入者には怒り心頭ではあったが、そんなことも忘れて期せずして手に入れた花たちの世話を楽しんでいたのだが・・・・・悲劇は突然やってきた・・・。


なんと、あのばあ様から(ほぼ無理やり売りつけられた)購入した2つの鉢植え・・・。


根が殆どボロボロで張っていなかったのだ!ドクロ


土より上がとんなに花盛りでキレイであっても、根が張っていなければその後育ちはしない!


やられた・・・・・むかっ

不良品を売りつけられたということだ・・・・・むかっ

騙されたということだ・・・・・むかっ

「私が育てたんだから、間違いなく品質は最高だ!」とヌカシたあのババア(もう「ばあ様」とは呼べない)の言葉を信じた私がいかにマヌケだったのか・・・。むかっ

クチ惜しや~!!!!!メラメラ



後にも先のも、これほどまでに人に謀られ、怒りで脳内の血管がマジギレしそうになったことは、この日以外に無い!むかっむかっむかっ



とまぁ、過去にこんな酷い目に遭遇しているというのに、いまだに玄関が鳴ると何も考えずにすぐにドアを開けてしまう私・・・私の辞書には「学習能力」という四字熟語は存在していなかったらしい・・・。汗



さて、1個250円のある意味「プチ・ぼったくり」のワッフルに話は戻る。


彼女は確かに

「池袋のケーキ屋ですケーキ

と私に2度も言った。


しかし、部屋に戻ってワッフルを良く良く見てみると


◆あいぞうの享楽的日常◆
◆販売者 ㈱VOZ 宮城県仙台市・・・・・のラベルが・・・。


早速ネットでこの会社を調べてみたら驚愕仰天の事実が!


どうもこちらはケーキ屋などの店舗経営では無く、訪問販売が主流の販売方法らしい。

しかも日本中、あらゆるところに出没しているそうだ。

生産工場は仙台以外の地域にもあるみたいで、この界隈なら埼玉県大宮市か?


で、多くの人が私と同じく250円で購入し、その殆どのコメントが

「美味しいけど、高いな」

と、私と全く同じ意見だったようだ・・・が、しかし、

売り子によって、微妙に値段設定が違うらしい。人によるのか、地域によるのか・・・その理由は定かでは無い。

一番安く手に入れた人は、ナント160円だったらしい!アップ


大震災直後は「仙台の復興に力を貸して下さい!」という、水戸黄門の印籠のようなセリフで売り歩いていた人もいたそうだが・・・。ワッフルを買うと義援金として寄付されるワケでは無さそうなので、何の脈絡があるのかこちらも不明だ。パンチ!


もしかしたら、今回も私はやっぱりいいカモにされたのかも知れないが、それでも美味しかったから、それはそれで良しとしよう。根が張っていない、寿命2週間足らずの植木鉢とは、罪の大小・・・イヤ、有無に大きな違いがある!


最後にもう一度ワッフルの画像・・・。



◆あいぞうの享楽的日常◆
◆右がマロンクリーム(刻んだ栗の甘露煮がトッピング)

 左がいちごクリーム!どちらもホント、美味しかった~!!!ラブラブ

 冷蔵庫で冷やしてもまだフワフワのワッフルに、たっぷりもクリーム。

 まぁ、250円でも・・・いいかな???っていうのが率直な感想だ。



しかし、敵愾心の無い若い女の子だと、ついつい買ってあげたくなってしまう・・・これって私だけじゃないよねぇ???だとしたら、他の商材もこの手法を使わない手は無いと思うのだが・・・と、ついつい人事的見地でモノを考える癖が抜けないあいぞうであった・・・。DASH!



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