『首』に関連して色々読んでいたところ、複数の占い師や霊能者に北野武監督、ビートたけしさんが「過去世は豊臣秀吉だったと言われた」という記事を見かけました。

私が過去世で豊臣秀吉に面会したという記憶は1つしか無いし、当然ながら北野武監督にお目にかかった事もないのではっきりとは言えないのですが、北野武監督の過去世は豊臣秀吉ではないように思います。

多芸多才で人を楽しませる事に長けている点、大勢を率いて物事を成し遂げる点など、どちらかと言うと織田信長様に近いお方ではないかと個人的には感じています。

信長様も北野武監督と同じくらいの声の高さでした。

当時の信長様の方がお若かった為か澄んではいましたが。

信長様のお声は澄んでいて遠くまで通る、心地良いお声でした。

対して秀吉については過去世において一度しか謁見した記憶はありませんが、秀次事件の後だった事や父光秀の事もあって緊迫した状況で対峙しておりました。

私(明智玉、細川ガラシャ)が豊臣秀吉に謁見したのは大阪での事です。

秀吉の顔はよく見る肖像画そのままでしたが、眼光は非常に鋭かった印象があります。

父明智光秀は本能寺の変で主君信長様を討ったのだから相応の結果として討たれたと考え私としては特段秀吉に恨みは無かったものの、秀吉としては光秀の娘という事で警戒していたのかもしれない。

ずっとそう思っていました。

秀吉はこちらの正体を探るかのように、親の面影を探すかのようにじっとこちらを凝視していたので

「こいつは賢い。用心せねば。」

と、非常に緊迫した時間が流れました。

「細川ガラシャは再三豊臣秀吉に呼び出され、謁見する際には懐刀をわざと落として見せて忠興への忠節を守った」

という記事をよく見かけましたが、私は落として見せつけた訳ではありません。

最初から胸元で見せつけるようにして身に付けて行きました。

しかもその時見せつけた刀の柄は、全面に梅と鶴の彫り物がしており、滑り止めとしての機能も持っていた上にすぐに胸元から取り出せる状態でした。

秀吉も気を抜く訳がありません。

豊臣秀吉に関する過去世の記憶らしきものとして残っているのはその一瞬の出来事だけです。

ただ、私の中では秀吉に会っているのに細川家譜、綿考輯録には

「小侍従は秀吉様に会ったけど、秀林院様(明智玉、細川ガラシャ)は会っていない」

秀吉側の記述として

「ガラシャは秀吉に面会する際、懐刀を落として見せつけた」

とあり、秀吉謁見は私の妄想が作り上げたイメージなのか何なのか長年全く分からずにいました。

それでも妄想というにはあまりに強い印象で、私の中では豊臣秀吉に会ったように思うのに、何故細川サイドと秀吉サイドで言う事が違うのか、どちらが本当なのか疑問に思っていました。

疑問に対する解決の糸口は意外な所にありました。

豊臣秀吉の小侍従への口説き文句として知られる

「3人の男を贈ろう」

の一文です。

(以下のリンクからお借りしました。)

細川ガラシャは絶世の美女じゃない？本当に美しいのは侍女！？裏切り者・明智光秀の娘であり、関ヶ原前夜にキリスト教に殉じて悲劇的な最期を迎えた細川ガラシャ。絶世の美女として知られる細川ガラシャですが、その容姿に関するものは多くありません。本当に細川ガラシャは美人だったのか？その真相に迫ります！！

hdnrknn.com

ここに書かれた

「なんともセンスの無い口説き文句」

という一言。

「そう言えば何で『3人の男』？」

そう思い、意味が分かった瞬間目の前が真っ暗になりました。

よく「目の前が真っ暗になる」という表現は聞くものの、本当に真っ暗になる事があるんだ、と驚いたのを今でもはっきり覚えています。

この頃彼(過去世 : 細川忠興)から

「些細な事でも、決して嘘をつくな。

誤魔化すな。

誤魔化したり嘘をつけば、それを突き通す為に更に嘘を吐かなければならなくなる。」

と言われたばかりだったからです。

脊髄の手術から退院したばかりで家の中でバランスを崩して転んでしまい、太腿に大きなアザを作った事で注意された言葉でしたが、私は過去世の時代から大変な嘘をついていたようです。

独断であまりに危険な事をしたので、数秒の事ですがショックのあまり本当に目の前が真っ暗になって何も見えなくなりました。

史実上どこにも記述はありませんが、私(明智玉、細川ガラシャ)の味戸野幽閉期間を支えてくれたのは3人の侍女でした。

3人が代わる代わる1人で麓に買い物に行ったり細川家との連絡役で出かけたりして、常に2人は玉の生活を支える為に側にいてくれました。

ですので秀吉の口説き文句の意味は

「お前は小侍従ではなく、明智玉本人だ」

という意味です。

そうすれば秀吉が玉を食い入るように、親の面影を探すかのように見ていた事も私の中では納得がいきます。

そもそも彫り物をした、見るからに高そうな懐刀を一介の侍女が持っているとも思えないので、私(明智玉)も隠す気があったのか怪しい気がします…

細川家譜・綿考輯録に

「玉は秀吉に会っていない。

会ったのは小侍従」

と書いていましたが、玉(細川ガラシャ)が小侍従を装って秀吉に会いに行った事を家臣らは気付いていたのかもしれません。

そんな事が主君である細川忠興に知られれば皆殺される恐れがあったので

「会ったのは小侍従」

と念押しに強調していたのではないかと思います。

秀吉の口説文句とガラシャの嘘