「最初はそうだけど、男だから」
という謎の理由を告げられました。
教えてくれた人は60代くらいの、先生と呼ばれていて、すごい人だったのかもしれませんが、じゃああれやってみてと数回経験した人のように扱われて、ちょっと初心者には不親切だなぁと思いました。
前回別のところで乗ったときは若い人だったけど、すごくわかりやすかったし。でもこういうやり方のほうが上達が早いのかなと思ったり。
両脚で馬の胴を蹴るか、鞭のようなもので叩くかして進ませるのですが、どっちも馬が痛くないのか気になってしまって思い切りできないんですねぇ。
もっと強く叩けと言われたのでちょっと強めに叩いたら、
「今のはちょっとは効いたね」
今のでちょっとって、どのぐらい強く叩けばいいんですか…
暑いのもあって馬もハァハァ言って苦しそうだし、いじめてるような気分になってきそうでもあり。
そのせいか?いきなり暴走モードっぽい感じになるときがあって、気を抜いてると落馬しそうでした。
姿勢を正そうとしたら、バランス保つために力が入って手綱を引っ張ってしまうし、手綱を緩めたら姿勢が崩れてくるし、馬が走らなくなったら叩かなきゃいけないし、となかなか上手くできませんでした。
乗り手に迷いがあると、馬にそれが伝わって、馬もどうしていいかわからなくなるようです。
細かく動かせるのが難しくて苦労しました。ベテランの人はすごくスムーズに操っていてかっこよかったですねぇ。
あれが人馬一体というものなんでしょうか。
でも試行錯誤で少しずつ出来るようになってくる部分もあって、そこは楽しかったりします。
今までは、スポーツ不得意なことにコンプレックスを持っていましたが、今回、できないことって素晴らしいなと思いました。
もし最初からすぐできてしまったら、練習して上手くなるっていうことがあまり楽しめなくなるかもしれませんから。
小学校の頃、一生懸命縄跳びの練習をしていた時のことを思い出しました。
二重跳びができなくて、ずっと練習をしていて、日が暮れる頃になって、
「あれ?今跳べた…?!」
「もう一回やってみよう」
「お、なんか惜しいかも??」
「やっぱり跳べてる!」
それで一回二回とどんどん跳べる回数が増えていき、やっと出来るようになって、嬉しくて真っ暗になってもやっていました。
「二重跳び出来るようになったよ!」って、仕事から帰ってきた母親に報告していたかもしれません。
あのときですね。
やればできるようになるんだと知ったのは。
思えば、大人になるにつれて、そういう向上心とか、チャレンジ精神といったものが薄くなってきていたかもしれません。
ましてや何に対しても興味が持てない何て死んでますよねぇ…
今回それが思い出せたのは自分にとって良いことでした。
終わったら汗だくでしたが、楽しかったです。
乗馬ってほとんど体使うイメージないですが、ジョギングとか水泳と同じくらいの運動量らしいです。
確かに息も上がっていました。
でも、心地よい疲れという感じ。やっぱスポーツはいいですね。リフレッシュできますから。
今回行ったところは、なんか昔ながらの所で、じゃあ○日○時に来てね〜という若干雑な(笑)口約束だったり、特に詳しい説明とかなかったりという感じでしたが、優しい人が多いし、場所的にも山の中という感じで心地よかったです。
クラブによって、大会に積極的に出るなど、方針や雰囲気も違うようなので、他のところにも行って決めようかなと思っています。

