どうも、相沢です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。

前回に引き続き、Goture Xceed スピニングロッド 6.6ft MHの
テスト釣行レビュー、今回はパート2です。

 

前回の記事はコチラ⇩

 


前回は「硬い!」「MHって思った以上にキャストがシビア!」

という第一印象が強かったのですが、今回は実際に投げ込みながら、

このロッドの“使いどころ”と“扱い方のコツ”がかなり掴めてきたので、

そのあたりをじっくり書いていこうと思います。


■MHロッドって、正直なところ


「硬そうで扱いづらそう」
「初心者向けじゃないんじゃ?」
と思われがちですが、今回の釣行でその印象がだいぶ変わりました。

まずは今回使用したタックルから、ご紹介しましょう。

・ロッド:Goture Xceed スピニングロッド 6.6ft MH
・リール:シマノ シエナ3000
・メインライン:ダイソー PEライン 0.8号
・リーダー:ナイロン 4号

いわゆる「コスパ重視だけど実釣性能はちゃんと確認したい」構成です。

ロッドのカーボン含有量99%。
数値だけ見ても分かる通り、しっかり硬めです。


■MHロッド、やっぱり最初は硬い


まず正直な感想として、やっぱりMHは硬い。
これは間違いないです。


MLクラスのロッドに慣れていると、最初は
「全然曲がらないじゃん」
「これ、ちゃんと飛ぶの?」
って不安になります。

ただ、ここで無理に
「しならせて飛ばそう」
とすると、逆にキャストが合わなくなる。

今回の釣行で一番の学びは、
MHロッドは“曲げようとしない”方が結果が出る。
ということでした。


■Contyu シンキングペンシル17.5gでの飛距離

今回メインで投げていたルアーが、
Contyu シンキングペンシル 17.5g。

結果から言うと、
直線距離で約50m。

PEラインの放出量自体は60m以上出ていたので、角度や着水点を考えると、
実際の飛距離はだいたい50m前後と見ていいと思います。

ここで驚いたのが、この飛距離が

・シマノ 20ルアーマチック 8.6ft ML
・シマノ 25アルテグラ4000
・ダイソーPEライン 1号

という、一見すると飛距離有利そうな組み合わせと、

ほぼ同等だったこと。

正直、
「6.6ftでMHだし、さすがに8.6ft MLには負けるだろ」
と思っていたので、これは嬉しい誤算でした。


■6.6ftでもMHなら飛距離は出る

6.6ft(198cm)というと短めに感じますが、
MHクラスのロッドパワーがあると話は別です。

しっかりルアーウェイトが乗れば、
8.6ftのMLロッドに匹敵する飛距離が普通に出る。

特に17g前後のルアーとの相性はかなり良く、
「ロッドが仕事してくれてる感」が強いです。


■垂らしの長さでキャストが激変する

今回、かなり試したのが垂らしの長さ。

結論から言うと、

●オーバーヘッドキャスト
→ 垂らし30〜40㎝が一番合う

この長さだと、無理に力を入れなくてもロッドに
気持ちよく負荷が乗って、キャストが安定します。

●テイクバックを大きく取らない“腕だけキャスト”
試しに、
テイクバックを大きく取らず、腕だけで振り抜くキャスト
もやってみました。

この場合は、

垂らし:約10㎝

これでちょうど合います。

驚いたのが、
それでも40m前後は普通に飛ぶということ。

「え、ほぼ腕振りなのに?」
と思いましたが、
ロッドのパワーだけでルアーが運ばれていく感じがあります。

テンポよく撃っていく釣りでは、かなり使える投げ方だと思いました。

●サイドキャストとの相性も良い
さらにサイドキャスト。

垂らし:約5cm

リール側の手を「押し出す」イメージでキャスト。

これがかなりハマって、30m以上は安定して飛びます。

低弾道でラインも素直に出ていくので、
運河や河川、護岸沿いなどでは特に使いやすいですね。


■メタルジグなら、さらに飛ぶはず

今回はシンキングペンシル中心でしたが、
正直、このロッドはメタルジグを投げたらもっと飛ぶと思います。

MH+6.6ftという組み合わせは、
20g前後のジグを気持ちよく振り抜けるパワーがあります。

この場合は、垂らしの長さは50cm以上取ったほうが

良いかもしれません。

サーフや広い河口でも、
80m以内を正確に撃つ釣りなら十分すぎる性能です。


■風切り音が小さいのもMHらしさ

MLロッドなどの柔らかめのロッドと比べると、
キャスト時の風切り音が明らかに小さいです。

最初は
「ちゃんと振れてない?」
と不安になりましたが、
硬いロッドってこういうものなんだな、と納得。

無駄なバタつきが少ない分、
ライン放出も素直で、結果的に飛距離が伸びる印象です。


■6.6ft(198cm)という長さが、実はちょうどいい

使っていて改めて感じたのが、
6.6ftという長さの扱いやすさ。

硬さに慣れてしまえば、

・取り回しが楽
・キャスト精度が高い
・足場の狭い場所でも振りやすい

と、メリットが多い。

特に河川や運河、港湾部では、
長すぎるロッドよりもこのくらいの長さの方が快適です。


■このロッドが一番ハマる釣り

今回のテスト釣行を通して思ったのが、
Goture Xceed 6.6ft MHは「80m以内を狙う釣り」に

ピッタリということ。

飛距離を限界まで求めるロッドではないですが、

・必要十分な飛距離
・高い操作性
・パワーの余裕

このバランスがかなり良い。

今後は、

・河川
・運河
・小〜中規模の港湾部

こういった場所では、
このロッドがメインになりそうです。


■まとめ:MHロッドは“理解すると楽しい”

正直、最初は戸惑いました。
でも今回の釣行で、

・垂らしの長さ
・キャスト方法
・ロッドに任せる意識

このあたりを掴めたことで、
MHロッドの楽しさが分かった気がします。

Goture Xceed 6.6ft MH は、

・硬めロッドに挑戦してみたい人
・飛距離と操作性を両立したい人
・河川、運河、小〜中規模の港湾部メインで使うロッドを探している人

には、かなり面白い選択肢だと思います。

それでは今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。