おはようございます。

いつもありがとうございます。


昨日、父の気管切開と点滴ポートの手術か無事終わったと報告がありました。

生きるために失うこと。

希望と悲しみ。

複雑ですが、手術前の父とのメールのやり取りでは

父は気丈でした。


父の癌がわかって余命半年と宣告されて半分が経ちました。

一番本人が動揺しているはずで

私はしっかりしなくてはいけないのに

私は何も進めてない。


父は努力家で

常にやりたいこと、目標があって生きてきた人

そのためには諦めない


何にでも興味があって

決めたことには挑戦して

弱音を吐かない

自分が決めたことだから

自分がやりたいことだから


88歳という高齢ではあるけれど

まだまだやりたい事は沢山あった。

なので突然、あと半年と言われてショックは大きい。


でも、今回入院するまでのこの3ヶ月の間に

塞ぎ込んでいただけではなかった。

ギリギリまで車で運転して買い物に行き

洗濯をし

自炊をし

請求関係の書類をまとめ

定期購入を解約し

預貯金を書き出し

連絡先をまとめ

車の処分のこと

お寺のこと


そして一つの封筒が実家にあった

封がされていて

そこには

『兄と私、2人で開けること』

と書かれていた。


それを見ただけで

泣けてきた。

何が書かれているのかわからないけど

この3ヶ月の間に書いたんだなって思ったら

胸が痛くなった。


父は昭和の頑固親父で

兄には厳しい父だったんだと思います。

兄は父に似て成績優秀だったので

余計に期待が大きかったんだと思います。

父は11人兄弟だったこともあり大学には行かず

働くことを選んだので。


なので兄と父はずっと不仲で

母が亡くなってすぐに兄は家を出て

家族がバラバラになっていたのですが、

今、兄は父に寄り添い

仕事を在宅ワークに切り替えて

この3ヶ月の間、通院につきあい、

入院手続きやホスピス見学の予約

お金の管理、

ソーシャルワーカーさんとのオンラインミーティング

いろんなこと兄がやってくれています。


なのになのに

私は何も進んでない

この3ヶ月

どうしようどうしようって言っているだけな気がする

実家の片付けしたり

父の洗濯物したり

そんなことくらい?


車の処分も息子が引き受けたし。


私は本当、立ち止まってる


父のことだけじゃない


自分自身

立ち止まってる


みんな進んでいる

後ろ姿を

ただ

見つめているだけ