前書き
・M-1グランプリ2019をまだ観ていない人は、観てからこの記事を読むことをおすすめします。
・この記事は基本的に無難なことを書いていますが、たまに無難じゃないことを書いています。
今年のM-1は過去最高レベルだったと思います。歴代最高点も出ましたし、全組の平均点も過去最高だと思います。
1回戦
・ニューヨーク
面白かったけどラブソングの原曲が気になって仕方がなかった。
調べたところ、浜崎あゆみの「BLUE BIRD」でした。
審査員が言ってた「毒のあるツッコミをもっと聞きたかった」というのは共感しました。
・かまいたち
最初は「UFJかよ。見たことあるやつじゃん」と思いましたが、途中からどんどん面白くなっていきました。
・和牛
部屋探しのネタ。思ったより高かった。
・すゑひろがりず
合コンのネタ。
好みが分かれそうだと思いましたが、思ったより高い点数でした。
松っちゃんは漫才で道具を使うのが嫌いなので、やっぱり一番低い点数を付けていました。
・からし蓮根
自動車教習のネタ。
バックの所がウケてましたね。でもそこくらいですかね。
上沼さんがベタ褒めしていたのは、M-1本来のフレッシュな若手が全力で勝ちに来てる感じがしたからでしょう。
・見取り図
ネタは相方のいい所。
去年より断然面白かったと思います。特に渾名の所。最終決戦に行って欲しかったですが、ぺこぱが面白かったのでしょうがないです。
見取り図のリリーは絵が上手いそうです。意外ですよね。相方の方が上手そうなのに。
・ミルクボーイ
コーンフレークのネタ。
復活後のM-1では確実に一番面白いネタでしょう。
俺が審査員だったら100点つけてました。
お笑いコンテストではキングオブコント2012のバイきんぐ以来のウケではないかと思います。
我慢できず点数発表前に「ミルクボーイ面白すぎやろ」とツイートしてしまいました。
点数発表の瞬間は興奮しました。
あの時は幸せになりましたし、他の視聴者も幸せになったと思います。今日は良く眠れると思って眠りにつきめしたが、本当に良く眠れて翌日はいつもより早く目が覚めました。
今田耕司が「芸人の間でもコーンフレークが面白いって話題になってましたよ」と言っていましたが、先日AbemaTVの「日村がゆく」という番組でゾフィーの上田がキングオブコントの話題で「面白いネタは芸人の間で回る」と言っていました。M-1でも同じようなことがあるんですね。
・オズワルド
先輩と寿司屋に行くネタ。
ミルクボーイの直後だったので殆ど内容が入ってきませんでしたが、好きなタイプだと思いました。
・インディアンス
おっさん女子のネタ。
手数が多い。
序盤でボケの方がネタを飛ばしたそうですが、言われても全然わかりません。
にしても多くの人が「思ったよりは...」と感じたのではないでしょうか。
・ぺこぱ
タクシーのネタ。
新しい漫才でしたね。あんな見た目で優しいツッコミですから。
このM-1でファンになった人も多いと思います。俺もその1人です。
ぺこぱの点数が出た時は興奮しました。世代交代の瞬間を見た気がして。この年で興奮する事ないですから。てっきり和牛が行くと思ってました。でもぺこぱが行ってよかったと思います。続きは後ほど。
ぺこぱは今年の正月に放送された「おもしろ荘」で優勝したそうですが、俺はその放送を観ていません。そこで着物を着てローラーシューズを履いていた頃のネタをYouTubeで観たのですが、スベってました。もし1年足らずであそこまで成長したとしたらすごい進歩でしょう。
オスカーはこの反響をどう思ってるんでしょうかね。
最終決戦
・ぺこぱ
お年寄りに席を譲るネタ。
1本目より面白かったと思います。
「ゴリラが乗ってきたら車両ごと譲ろう。命を守ろう。」と「できない時はできないと言おう。」がお気に入りです。
・かまいたち
トトロ観たことない自慢のネタ。
これもめちゃくちゃ面白かった。
息吸うタイミングが最高に面白い。
・ミルクボーイ
最中のネタ。
1本目と似た構成のネタでした。
最終決戦だけで言ったらちょっと劣勢かな？という感じでしたが、1本目が圧倒的だったので見事優勝を勝ち取りました。
第1回大会で島田紳助が「最終決戦は1本目の出来は一切関係ない」と言っていましたが、第3回でそんなことはなくなってしまいました。
俺が審査員だったらかまいたちに入れてました。
でもミルクボーイの優勝には納得しています。
最終決戦も過去最高レベルだったと思いますし3組とも本当に差が無かったと思います。
かまいたちはラストイヤーでの準優勝となりましたが、2007年のトータルテンボスを思い出します。
今年のM-1のレベルが高かったのは、エントリー総数が過去最高だったからだと思います。そして次点はなんと2010年なんです。
上沼さんも似たようなことを言っていましたが、今年は初出場が7組もいて、最初は不安もあったんですが、どの組も面白くて、全てのネタを既に2回以上見ています。
今年は審査員の間で極端に点数が分かれることも少なかったですね。
和牛は今相当メンタルやられてそうですが、あと2回チャンスがあるので諦めずに挑戦してほしいです。