このところ庭に出ていない。窓から外の変化を見ているだけだが、それでも植物の成長発展を見ると、生きている甲斐がある。

 冬がくれば春を思い、春はやがて夏、緑一色、夏はうるさい程の葉の繁り、セミの声。これを何十年くりかえしている間に、生物の生命はつきる。これが軽廻というものか、としみじみ思う。も少し生きて、その変化を見たい。