28・5・1
成城の現在の家を建て換えた時、地下一階に書庫を作ったので、実質三階建となった。いずれ、年をとったら階段の昇り降りが苦しくなるので、それを見越して小さなエレベーターを設計に入れて貰った。これは正解であった。
荷物の上げ下げを主に考えていたが、今は私本人が一番利用をすることになった。便利なものである。
設計では、一階の応接間に石で暖房を作って貰った。要らなくなった書類を燃やすためにであった。ところが、庭で落葉を焼くのもうるさくなった。うっかり利用すると火事と間違えるという理由で、どうも役所にその都度届け出しをしなければならなくなった、という。
面どくさいので、結局、全然使えない、無用の長物となってしまった。
地球の温暖化対策と火事の誤報を防ぐ目的だと言われている。
冬寒い夜など、暖炉を囲んで、愚にもつかないが、家族でおしゃべりする機会が奪われて仕舞って甚だ残念だと思っている。
区などのゴミの焼却場を使う場合よりも、地球温暖化の防止に絶対禁止が必要なものが、どうか、よく説明を聞かせて貰いたい、と思っているが、まだその折りはない。
その差がどのくらいあるものなのか。一度とくに聞いてみたいと思っている。