消費税の軽減額が当初の四千億円から一兆三千億円に膨れ上がって、さて、その減収の補てんをどうするか、と言うことになった。一案として又してもたばこの増税がとり上げられるようになった。
私が自民党の税制調査会長の時、たばこ増税が採り上げられた。小泉総理は厚生大臣の経験からも、強くたばこの増税を支持された。あの時は発泡酒の税金が安すぎるとし、その引き上げも議題となっていた。三党共同政権の頃であって、三党の協議会で激しい議論が繰り返された。あの時、公明党はたばこの増税は大賛成(北側氏)保守党は発泡酒増税は賛成だが、たばこ増税は大反対(野田氏)。結局発泡酒の増税を少し抑え、たばこの増税を一本一円にとどめて三党の妥協案とした。
小泉総理はたばこの増税については夜中の電話を何回も入れてくる熱心であったが、実現しなかった。後々まで御不満であった。
私は、ニューヨークのたばこの十倍増税の例に到らない迄も思い切って上げることは大賛成であった。健康上の理由である。
いっそ、アメリカのかつての禁酒法のようなものを作る考え方もあるだろうが、アメリカの禁酒法は結局ヤミの酒の横行となり、アル・カポネのような闇の強力な犯罪者を生むだけの結果となったので、たばこも禁止法を作ったら同じような結果を生むに違いない。うんと値段を高くして、それでも吸いたい人は税収に協力してもらえばいいではないか。たばこを止める人が少なからず出れば目的の一部は達成される、と思っていた。その考え方は、今でも変わらない。
私は、一日百本以上のたばこを吸っていて、途中で思い立ってプッツリ止めたが、今でも後遺症に苦しんでいる。その経験からもたばこは百害あって一利なし、と思い込んでいる。
私が自民党の税制調査会長の時、たばこ増税が採り上げられた。小泉総理は厚生大臣の経験からも、強くたばこの増税を支持された。あの時は発泡酒の税金が安すぎるとし、その引き上げも議題となっていた。三党共同政権の頃であって、三党の協議会で激しい議論が繰り返された。あの時、公明党はたばこの増税は大賛成(北側氏)保守党は発泡酒増税は賛成だが、たばこ増税は大反対(野田氏)。結局発泡酒の増税を少し抑え、たばこの増税を一本一円にとどめて三党の妥協案とした。
小泉総理はたばこの増税については夜中の電話を何回も入れてくる熱心であったが、実現しなかった。後々まで御不満であった。
私は、ニューヨークのたばこの十倍増税の例に到らない迄も思い切って上げることは大賛成であった。健康上の理由である。
いっそ、アメリカのかつての禁酒法のようなものを作る考え方もあるだろうが、アメリカの禁酒法は結局ヤミの酒の横行となり、アル・カポネのような闇の強力な犯罪者を生むだけの結果となったので、たばこも禁止法を作ったら同じような結果を生むに違いない。うんと値段を高くして、それでも吸いたい人は税収に協力してもらえばいいではないか。たばこを止める人が少なからず出れば目的の一部は達成される、と思っていた。その考え方は、今でも変わらない。
私は、一日百本以上のたばこを吸っていて、途中で思い立ってプッツリ止めたが、今でも後遺症に苦しんでいる。その経験からもたばこは百害あって一利なし、と思い込んでいる。