27・10・10

 この頃サッカーやラグビーの放映が多くなったので、つい球を追って時間をつぶして了うことがある。

 昔は、といっても私が中学生の頃までは、ラグビーはラ式蹴球(ラグビー・フットボール)呼び、サッカーはア式蹴球(アソシエーション・フットボール)と呼ぶことが多かったと思う。サッカーというのは、米国での呼び方である、と辞書にも書いてあったと思っている。

 ルールも簡単だし、当時は一つの球を蹴り合っただけで、何が面白いんだと思っている人も多かったと思う。見物する人もよほどの大会で、いい取組みでないと人もそんなに集まらなかったように思う。

 今は違う、時は流れて、スポーツの人気もかくも変わるものか、と私のような昔の人間はとくにそう思う。

 何だか、その分だけ野球などの人気は落ちて来たようだが、やはりこういうものの人気は動くものなのかな、と思う。角力は一時見に来る人もかなり減っていたが、又、少し盛り返しているという。

 戦前に較べてテレビの放送が増えたものにゴルフなどがある。それも女子。男子は試合数も減っているという。この理由はどう解釈をしたらいいのか