27・6・15
とかくめだかは群れたがる。そんな言葉があったと思うが、例えば、県人会などが、その例ではあるまいか。
私も、学校、軍隊、役所など、長い間には、いろいろな所にいたわけだが、その間、県人会など同郷、同校のものなど、数え切れないくらいの会に入っていた。
見ていると、大体において少数派の人達が集まって直ぐ会をつくるのである。東京や大阪のように出身者が多いところは、会が出来ても遅い。東京都人会などは、人が多すぎるせいか、会すら出来ない例も見た。
少数派は自己防衛の気持ちが働くのかも知れない。とかく纒まり易いのである。クラス会、県人会など遠慮することはない。一杯飲んで話をしても、子供の頃同じ景色を見ていただけでも話しの種はあるし、親近感を持つものである。何も遠慮をすることもない。群になったら、いいぢゃないか。口惜しかったら自分たちも作ったらいい、と言えばいい。
民主主義は多数決ということになっている。少数者は集って大をなすしかないではないか。