27・5・11

 杉浦日向子の薄いが江戸風俗研究家らしい簡潔な、楽しい一本である。もとは漫画家と聞いたが、文章は人をひきつける。彼女のファンなっていて、さぁ、二十年ほど前かなり読んだ。江戸学というものの定義があるとすれば、彼女はその大家の一人である。早く亡くなった。残念だった。