27・3・5
政治資金の取扱いついてはいろいろ意見が出されている。当たり前であるし、大事な問題でもあるから、十分議論を盡したらいいと思う。
それは、何度かこの問題について私見を述べてきたが、こんなのはどうであろうか、と思う。
それは、国から政党交付金は一切止める代わりに、民間の個人、法人を問わず献金の制度額を思い切って引き上げると同時に、その制度を超える献金は所得号所を廃止するのである。
それとともに、収支については、一切細かく(尤も、例えば一件千円未満は除く)報告させるのである。銀座のバーやクラブで飲もうとキャバクラを使おうと病院やマッサージに行こうと一切構わないが、支払の相手方の具体名を記して、支出金額を書かすのである。
こうしておけば、個々の候補者、議員がどういうところから政治資金を調達し、どういうところへ支出しているか、が凡て明らかになる。有権者は必要があれば、いつでもそれを見て、候補者や議員の政治資金の使い方がわかり、政治行動の一部を明らかに知りうるのである。
そして、選挙管理委員会はその収支について時々眞偽の程を確かめることは必要である。いくらでもウソを書くことも可能であろうが、やはり調べるとなるとかなりの程度は明かになるし、その結果を又発表するのである。調査や発表を惜しむ人がいれば、その事実をも即直に発表する。
こうすれば、政治資金についての収支の折り目を正しくすることができるし、又、政党交付金の廃止で国庫の負担も軽減することができる。
こういう案は如何か。