27・3・11
今晩テレビを見ていたら、タバコの害を述べ、どうしたら喫煙を減らせるかと言う議論をしていたので、前にも書いたことの繰り返しであるが、記してみることにした。
家人はいっそ法律で喫煙を禁止したらいいと言っていたが、私は、それはダメだと言った。
アメリカはかつて禁酒法を実施したが、どうなったか。どうしても酒をやめられない連中を相手にした酒の密造がアル・カポネをはじめ暗黒街の巨悪に生んだため、結局、禁酒法自体を廃止したという歴史を忘れられない。
あれは何年前か忘れたが、ニューヨーク市は煙草の課税を十倍にしたら、売上では三分の一になったが、結論として、税収は三倍となった、という記事があったことを思い出す。
私は、日本もこれに習って、煙草の税金を十倍にしたらよいと思う。どうしても、煙草を止められぬ人はべらぼうに高くなった煙草を飲めばいい。バカらしくなって止める人が続出すれば目的は半ば以上達せられる。
その際大事なことは、煙草生産農家から買い上げる葉煙草の代金を思い切って、例え十倍ぐらいに引き上げることである。
私自身、若い時から猛烈なヘビー・スモーカーであって、四十年も前に止めたが喫煙の害は十二分に知っている。酒は百葉の長と言うけれど、煙草は百害あって、一利なし、と思う。
喫煙を思い切って減らして行くには、以上述べたようなことしかないと信じている。政府は是非行動して貰いたい。