Sさん(カリフォルニア大学ディビス校講師)からこのCDを頂戴したのはもう半年も前であったかと思う。詳しいことはお聞きしていないが、“Music and Lyrics by H.S”とあるから詞も曲も自分で作られたものと思っている。
音楽は嫌いでないが、音楽を聴きながら本を読んだり、文章を書いたりすることのできなかった私は、年をとってからは何か聞きながらも苦にならなくなった。そのなかでもこの榊原さんの歌を聴きながらものを書くことが多くなってきた。
この歌は全体として何か、心がはり裂けるような思いを空に向かって打ち上げるようなところがあって、しかも何はとも知れない悲しみに満ちたものである。
もし間違っていたらお許しください。今朝からも、いくつかの短い文章をこの歌を聴きながら書いています。