26.12.4
私は、自民党員であるから、自民党が今度の選挙に圧勝してくれることを切願しているものの一人である。
新聞各紙は(私は中央紙全紙をとっている)自民党が単独で議席の過半数を占めそうな(三〇〇議席越える)なことを書いている。
本当にそうなればいいが、そう簡単に問屋がおろすかどうか、わからない、という気もしている。
私は、中選挙区、小選挙区を合わせて十回選挙を経験した。残念ながら最後の十回目に敗れたが、九度連続勝たせて貰った。
その選挙を通じての感触は、新聞などが投票の直前に一歩リードか、とか、何とか書かれると四、五千票は減らされた思いがした。
選挙民の感覚は、私のようにどうでも一つの党にしか投票しない人は別として、何だか、もう当選が決まったような気がしてそういうことなら、弱そうな人の名を書いてやろうと思う人が出てくる、ということである。
私の覚えている例である。米子市の市議会議員の選挙に出たある候補は三十名定員に対し三十一名が立候補をしているなかで、誰に聞いても、先ずあの人がビリで落選すると噂されていたが蓋を開けてみたら、トップで当選し、本人もどうしてそうなったか、分からないということがあった。
これは正に選挙民の心理を反映したものと思われていた。
そして、四年後の選挙では、その彼は当選をしたがビリであった。
皆さん、そんなことも事実あったので、選挙民の心理の一環を映している事例だと、未だ忘れられない。
だから、今度の総選挙で新聞が自民党の圧勝を今から言っているのは、そんなに自民党を勝たせまいとするかくれた意図があるのかしらと邪推もしている。
皆さん、そんな情勢ではないと思って自民党の方を支持してください。