26・12・4

 椎名誠の「初めての長編小説!、父の死、母の変貌、家族の転変と犬を描く自伝的物語!」(帯の文句である)。

 何でもないような、大へん素直に見えるエッセイである。

 彼の文章は読み易いもので、変てつもないようでいて、心にうなずかせるようなセンスを感じさせる。一気に読んだ。