「霧の朝」 26・11・22 藤沢周平の得意とする江戸を舞台にした十一の短篇を集めた一冊。久しぶりに江戸の下町の世界にひたる思いで読んだ。 ただ思うのは、江戸はそんなにコイナリが横行する世界なのだったのかなァということであった。 文章に無駄がなく、しっかりとして筆使い。いつもうまいと思う。