26・10・5

 中国を念頭に対潜水艦の探知能力を向上するために、新型の哨戒ヘリコプターの開発に着手する。という新聞の記事を見た(十月四日付日経)。

 ソナーの機能を高めつつ、集めたデータを同機種間で共有できるようにするが目的であるという。

 何だか五〇年前の議論のような気がしてならない。昭和四十五、六年頃、対潜哨海機の導入を回って議論を交していたが、そのときも同じようなことを言っていた。データの共有など当り前のことではないか、と思うが、そうでないのか。

 そして又、哨海ヘリコプターの開発など日本が独自にすることはまことに不経済なので、アメリカがどこか、から購入することを考えた方がいいのではないか。武器輸出を原則として禁じている日本では、兵器産業は高くついてダメである。

 武器輸出を認めて、こういうことをしたらいい、と思う。