26・7・24

 ジプシーと山窩との関連性を思うが、実際はどうなのだろうか。

 この小説は五木寛之の書くのに何かふさわしいような気がする。随分奇々怪々の物語めいたところもあり、二上山をめぐる史実はどうなのか、さっぱりわからないところもあるが、一気に読んだ四一五ページの本である。どこまでが事実なのだろうか。