26・7・11

 文部科学省は、現行の小学一年生の学習内容の一部を幼稚園や保育園での教育・保育内容に移行させる検討を始める。

 かねて懸案となっている幼稚園・保育園から小学校への接続を円滑に進めることや質の高い幼児教育が将来に好影響を及ぼすということからだという。

 幼児教育義務化を見据えた学制改革の一環だと説明している。

 結構なことである。

 私は、もう五〇年以上も前から幼児教育を義務化すべきことを主張しているので、正直言って、今頃この程度のことを「検討を始める」とは、怠慢ではないか、と言いたい。

 教育の義務化は無償が前提であるが、五歳児の無償化だけでも二六一〇億円かかるから、財政面から早期実現は困難とみられているという。

 教育は国家の大事である。二六一〇億円ぐらい、やると方針をきめたらできないことはない筈だ。

 安倍総理はいろいろ行政・政治の改革を考えているだろうから、アベノミックスもよいが、教育改革も是非思い切って一歩を踏み出して欲しい。是非お願いする。

 将来は三歳児から義務教育として貰いたい。