26・5・5
小汀利得との時事放談は毎回楽しみにして見ていたものだが、私の細川さんとのつき合いは初めは、大蔵省の先輩佐藤一郎氏を介してのもので、たしか、赤坂へ人の小料理屋で三人で酒を飲んだのを覚えている。
一人の中年の女性が三味線持参で、細川さんの小唄に合わせていたことが印象的であった。
新聞記者として年耒の多方面の人との交流を通じての話は面白かった。
噂では、東京だけではなく、あちこちで隆元が好きな人、隆元を好きな人が女性を混えて多かったように思う。
勿論、才能はあったろうが、好きなように我意を通し続けて生き抜いた人生をいささかうらやましく感じる。