四月八日の記者会見において黒田日銀総裁は世の中に出回るお金の量を二年で二倍に増やす量的・質的金融緩和を続けることを決めたという。

金融緩和についてはその実行を大いに期待しているものの一人であるが、金融機関の資金に充分余裕が生じているということはわかるが、肝心な金融機関から企業に対する貸し付けは相変わらずシビアなために折角緩和されたという金融が実現していないのはどうしたものか。前にも述べたが金融機関から企業に対する貸し付けが本当に緩和されるよう、金融庁としても金融機関に対する指導助言が求められているのではないか。