26・2・22

 昔、私が小学生の頃、少年倶楽部に山中峯太郎が書いていた小説「大東の鉄人」にロボットが飛行機を操縦することが出ていた。今、無人の偵察機があちこちの空で飛んでいるが、あの小説は八十年も昔に書かれたものである。

 ロボットは今や到る処でいろいろな用途に使われている。工作機械などは広い範囲にわたっているが、掃除など家事にも使われている。

 電車はもとより航空機や自動車の自動運転装置もロボット使用と同じようなものであるし、その方面でもますます利用度が高まって行く。

 今後医療や災害援助など幅広い分野でロボットが利用されるようになること必至であり、ロボットの技術では先進的な日本の活躍が大いに期待されるところと言われている。

 自走式カプセル内視鏡、手術用ロボット(腫瘍の切除、冠動脈のバイパス手術、双腕型ロボットなど)技術的には進んでいた日本が出遅れを捲き返す意気込みと聞いている。

 とかくリスクを恐れて後手を踏んでいると言われている日本の技術陣に是非踏んばって貰いたいが、それが可能になるよう官側においても思い切った協力態勢が望まれている。

 新薬でもそうだが、厚労省はもっと柔軟に迅速に対応して貰いたい、と思っている。