26・1・19

 妻であり、夫である二人の人間を拘束するあらゆるものをふり捨てて謳う愛と性の讃歌(帯の言葉)。

 何だかもう読んだことのあるような気のする作者の独壇場の作品。何だか創作というより実話に近い。舞台に京都も北海道も出る。手なれたものである。