25.11.11

年寄名跡は引退力士が親方となり、最低でも一千数百万円の年収が六十五歳まで約束される身分保証書で、協会は売買や借金の担保にすることが禁じているが、実際は、私どもも聞いているが、親方株の取引きは公然の秘密となっている。

私は、反論されるかもしれないが、親方株の売買を禁止すべきものとは思っていない。

昔からの因習、しきたりかもしれないが、一体何で禁止する必要があるのだろうか。

商売にだってのれん代や看板料が取り引きされている。別に弊害があるわけではないか。

年寄名跡は約一億五千万円だと言われているが、かつて三億円で売買された例もあると言う。いいではないか。

それが高すぎるというなら名跡の数を増やしたらいい。値下がりすることは目に見えている。