25・10・10
ある地方紙を見ていたら、右記のような見出しの欄があった。
与論調査によれば、日本酒はじっくり味わって飲むお酒で、居酒屋などより料亭で飲む酒となって来ている、という。
戦中、戦後の合成酒は頭がピンと痛くなるのでアタピンなどと呼ばれたものだが、背に腹は代えられない、随分合成酒も飲んだ。バクダンと呼んで得体の知れない酒も随分飲んだ。
それから次第にうまい酒が出て来た。戦前に劣らぬいい酒が出てきた。
ビールや第三のビール、酎ハイなどの消費も増えているが、量で飲めなくなる分だけ、本当にうまい酒を一口でもいいから飲んでみたくなってきた。
日本酒は芸術品といってもよいと思う。作り方の微妙な差が酒の味をとどめなく、おいしくする。
今や世界中、日本食(すし)がはやってきている。日本食にはやはり酒が合う。輸出もドンドンして、田圃の減反ななどやめるようになればいいと思っている。