25・8・10

 地方自治の拡大が叫ばれて久しい、このところ裏腹に市町村の合併が促進され、政令市も増加している。結構なことである。

 ただ、私どもからみて各種権限の地方への移讓が必ずしも一般住民にとって歓迎されない面もあること、団体間の格差が生じること、地方の政治の力関係が行政に響くことなどの欠陥が指摘される。

 そこで、考えなくてはならないのは、国の規制権限を地方に移讓するのではなく、規制でのものをもっと減らす、或は無くすことを第一に検討すべきだと思う。

 法令の全面的な見直しを主張するのも、その見地からである。