25・7・30

 私は、わが国で一番古く、かつ会員数も300名を越す東京ロータリーのメンバーになって10年近くなる。

 毎週水曜日の例会には務めて出席するようにし、欠席した時は他クラブの例会に出て、極力メイ・キャップしている。

 ロータリーは超我の精神をもって社会奉仕することを目的としているが、私は、そう堅苦しく考えないで、社会奉仕を旨とする親睦団体だと思ったらいいと考えている。

 景気が傾いてくると、この種の団体はメンバーが減ってくる。ロータリー、ライオンズクラブ、JCなどいずれの団体もデフレの進行とともに含見が減って来ている。メンバーが減ると、会の維持が難しくなる。解散するところも出てくる。

 東京ロータリーをみていると、年寄りが多いのが眼につく。冗談に漢字で書くと「老多里」ぢゃないか、と言って笑われたが、メンバーの質を落さないようにすると、どうしても年寄りが多くなってくる。会社で言うと社長ではなくて、会長、相談役、顧問の肩書の人が多い。今どき7080と言っても元気な人が多いから、それで構わないと思うが、やはり、もっと若い人にもロータリーに入ってほしい。が、何となく今の顔触れの中に顔を出すのは、しんどい、というのか、気を遣う、というのか、薦めても余りいい顔をしない。

 既在のメンバー1人の反対があっても、入会は認めない、ということになっているのが、推薦人を立てて入会を申し入れても、正式に認められるのは、何か月もかかる。もっと早くしたら、どうか、と思う。

 若い人が入ってくると、何だ、かんだいっても活気がついてくるから、お互いの後継者も含めて、入会を薦める努力をしたらいいと思うが如何