25・7・22

 この度の参議院議員の選挙は東京都議選に引き続いて自民党が勝つという予報がマスコミで早くから報じられていたが、思っていた以上の自民党の圧勝、いうならば一人勝ちのような結果となった。

 自民党員の一人として私も無論㐂んでいるのであるが、ねじれ現象がなくなるようになってみると、参議院は衆議院のカーボン・コピーではないか、というような意見が出て来る。与党政権が政策を推進しようと思えば、ねじれ現象でない方がよいに決ってる。

 だから、こうなった以上、自公の協力で懸案となっている政策をどしどし実現することを期待する。

 今回の選挙で衆議院と同様、一人区―小選挙区は風というか、流れと言うか、によって大へんに投票が傾くことが如実にわかった。かつて、参議院議員の選挙で一人区では自民党が三議席しかとれないことがあったが、今回はそれ以上で大激変あった。

 自民党が総投票数での割合を遙かに超える議席数をえたということは、本当に議席数の各党間の相違が民意を正しく示しているのか、という疑問を生じさせるようでもあるし、又、それだけいわば死に票が多くなるのである。

 参議院の在り方については、今迄にもいろいろな意見が出ている。上院の議員が下院と同じ国民の直接の選挙によっているところは日本以外に極めて乏しいことを考えても、議論は尽きないところである。

 ここは、その議論をする場所ではない、と思うので、も一度、時を改めて、意見を書くことにする。