25・7・1
この7月2日、読売朝刊の1面見出しである。
日本側がそもそも問題としていない尖閣諸島の領土問題の存在を日本政府が認め、日中双方が問題を「棚上げ」しなければ、日中首脳会談の開催に応じない、ということが明らかになった。
安部首相は中国政府に対して拒否する考えを伝えた。中国が条件にこだわる限り、首脳会談の実現は難しそうだ、という。
それで宣敷い。このところ、中国大陸における市場などのことを考えてか、領土問題も双方で話し合って行けばいいぢゃないか、みたいなふやけた意見もみられないでもないが、今、こんな、私をして言わしめれば無理無体な条件をつきつけられて、黙っている方がよっぽど情ないのであって、商取引きで少々損をしょうが、しまいが、こんな話に妥協など考える必要は毛頭ない、と思う。
ほっておけば、次は船をもって来て石油の掘削などに実力行使でかかってくる危険性がある。そして、実効支配をひけらかそうとする。
ここのところをよくよく相手の出方は見定めて、なめられないようにしなければ、悔いを千載に残すことにもなりかねない。