25・6・29
黄文雄。台湾生れ、早大卒の文明史家・評論家の著書である。
いかに、日本人が日清戦争後、台湾を領土として以来、台湾の、台湾人の発展のために努力して来たか、ということを具体的な事実を克明に示して、台湾は西欧流の植民地ではなかったことを示している。
戦後、中国大陸から将今石とともに上陸して来た200万人の支那人の暴逆ぶりと対比しての記述は、眼をから鱗が落ちた思いがした。
多少、偏している面もあるが、よいドキュメンタリーである。
台湾と言えば、何年か前、日台のロータリー大会に出席したことがある。日目潭で開かれたその大会の進行に日本語が使われたのには感激した。台湾は韓国とは違うなとしみじみ思った。